透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

庚申塔2基

2020-03-03 | B 石神・石仏

  

 所用で大町へ。長性院という寺院の前に2基の庚申塔があった。上の庚申塔はそれ程古く見えず、昭和55年(1980年)の建立かと思いきや、万延元年(1860年)の建立だった。大江健三郎に『万延元年のフットボール』という作品があるので、この年が1860年ということは知っていた。干支は共に庚申(こうしん、かのえさる)。

 

下の庚申塔も損耗しておらず、古く見えない。裏面に刻まれている建立年は文久4年(1864年)。この年の干支は甲子(きのえね、こうし)で、庚申ではない。

次の庚申の年は20年後、2040年。