■ ブログを始めたのは2006年4月16日だった。その時に考えた到底ありそうにないブログタイトルを試みにネットで検索してみると、なんとヒット、考えたタイトルのブログが既にあった。それで、別案だった「透明タペストリー」というタイトルにした。透明なタペストリーは目に見えないから、壁飾りの役目を果たさない。毒にも薬にもならないような文章でいいから綴っていこうという想いを「透明タペストリー」というタイトルに込めた。
先日、「透明タペストリー」をネット検索すると、立川ブラインド工業というメーカーのホームページがヒットした。そこに次のような紹介文が掲載されていた。**新型コロナウイルス感染症の飛沫感染防止対策として、防炎性能を有した『透明ロールスクリーン』と『透明タペストリー』を6月22日(月)より発売します。**(同社ホームページより転載)
立川ブラインドは社名が示すようにブラインドを始めロールスクリーンやアコーデオンカーテン、可動間仕切などのインテリア製品のメーカーだ。
最近、上掲文にあるように、対面式の対応が必要なスーパーやコンビニのレジ、役所の窓口等々で飛沫感染防止対策として透明なスクリーンを設置しているところが多い。立川ブラインドでもこれを商品として6月から売り出したというわけ。
14年前、「透明タペストリー」というブログタイトルを考えた時、同名の商品が出てくるなどということは思ってもみなかった。スクリーンは本来視線や日射を遮るためのものだから、透明な製品はあり得ない。当時、飛沫を遮るなどという機能の商品の必要性を誰が想定し得たであろう。
ところがである。「ミヤシタパーク」のプロジェクトといい、この「透明タペストリー」といい、ぼくには予知能力がある? あるわけないか・・・。