透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

6富士見町の池生神社の狛犬

2023-06-02 | C 狛犬

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 富士見町の池生神社。ご祭神の父神は建御名方命、母神は八坂乃。この鳥居の手前にもう1基鳥居があって、長い参道が奥の森に向かって続いている。以前は森の手前の参道の両側は池だったとのこと。池は枯れ、現在は埋め立てられてしまっている。池の中を参道が通っていたころはダイナミックな景観だっただろうに、残念だ。


急な石段の上に社殿がある。石段の上り口に一対の狛犬が鎮座している。

 
狛犬は元々向かって右が獅子で左が狛犬と別の霊獣だったがいつ頃からか、この狛犬のように阿形と吽形の違いはあるものの両方とも同じ姿となった。狛犬の頭にあるはずの角もない。

なかなか好い表情をしている。

 
台座に刻まれた建立年は昭和8年。思いの外、新しい。


 


5原村のオオカミ像

2023-06-02 | B 石神・石仏


 丸みを帯びてきのこを思わせるような祠の横にちょこんと座っているオオカミ(山犬)さま。

祠の数え方を調べると「宇」だって・・・。3宇の祠の横にちょこんと と上の文章を直すのかな。宇、初めての助数詞。




のんびりムードのオオカミのようで、案外顔つきは鋭い。


 


2興味深い「オオカミ」

2023-06-02 | B 石神・石仏

 神社の参道や拝殿前に鎮座する一対の霊獣・狛犬(獅子と狛犬)には以前から興味があって、機会あるごとに見てきたし、お稲荷さんのキツネも目にすることがあった。だが、今まで神社の境内でオオカミ像を見たことはなかった。昨日(1日)諏訪地域を一緒に巡った藤田さんに先日(5月17日)案内してもらって初めて原村(*1)でオオカミ像を見た(写真①)。




茅野市泉野の赤嶽神社里宮の境内の奥の小さな祠の前に一対のオオカミ像が鎮座していた(写真②)。①と②とではオオカミの位置づけが違うのではないか。

4本の御柱で囲まれている①のオオカミは人を守る神としての存在で、②のオオカミは祠のご祭神を守る、そう狛犬と同じ役目の霊獣ではないか、と思うが、どうだろう。

オオカミは農作物を荒らす猪などの野生動物を追い払う益獣、害獣除けの霊力をもつ霊的な存在と捉えることができると思う。この場合、オオカミを①としても②としても位置付けることができるだろう。

オオカミ信仰にも広く深い世界がありそうだ。さて、この世界どうする・・・。とりあえず、オオカミ像観察に留めておこう。


祠に向かって右側のオオカミ


同左側のオオカミ 痩せていてあばら骨が浮き出ている(?)。

後方に写っているのは社殿を囲む御柱。


*1 茅野市と書いていたが、藤田さんからラインで原村と指摘されたので訂正した。また。同ラインでオオカミ像をオイヌサマと書いていたので、今後はオイヌサマとしたい。2023.06.05


1茅野方面の火の見櫓、狛犬、オオカミをめぐる

2023-06-02 | A 火の見櫓っておもしろい

 茅野市在住のひのみくらぶ会員・藤田さんの案内で茅野市、原村、富士見町の火の見櫓や狛犬、オオカミめぐりをした。茅野方面、昨日(6月1日)の昼間は薄曇りだった。晴れ男と雨女が一緒に行動する日の空模様として、頷ける。

本稿から昨日の成果を順次載せていきたい。

1 茅野市湖東の火の見櫓


(再)茅野市湖東 堀公民館前 4柱44型トラス脚プチ貫通 2023.06.01


美脚が消防倉庫を貫通している。貫通やぐらを見るたびに、なぜ?って思う。




坂本鉄工所制作の火の見櫓をこの地域でよく見かける。プロポーションも良いし、脚も美しい火の見櫓をつくる鉄工所でよかったな、と思う。