■ 1月31日を以て平安堂あづみ野店と中島書店での『あ、火の見櫓!』の販売を終了いたしました。このことは両店に販売をお願いした際の約束でした。1日に200点、年7万点もの新刊が出ているそうですから、書店に並ぶ本が次から次へと変わっていくことは当然と言えば当然でしょう。
このような現状の中、私の本が「地域のベストセラー」に2か月続けて入るなどということは全く予期しないことで、驚きでした。私の本を読んでいただいた皆さんには感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。
皆さんが火の見櫓を見かけたとき、「あ、火の見櫓!」と発するようになっていただけたら幸せです。
2019年10月18日(金)市民タイムス 11月15日(金)市民タイムス
火の見櫓は機能的な役目を後継の防災行政無線に譲りつつありますが、地域のシンボル、コミュニティの象徴としての存在意義まで失ったわけではありません。
昨日(2月1日)の信濃毎日新聞に掲載された記事によると、藤森照信さん設計の茅野市宮川高部区の公民館では「地域の象徴となるように、火の見やぐらをしのばせる鐘付きの柱を建てる」ことになっているそうです。この記事を読んでとても嬉しく思いました。このことに関連して夢想していることがありますが、敢えて書かないでおきます。来年の5月にこのブログでお知らせ出来るかもしれません。
私の火の見櫓巡りはこれからも続きます。火の見櫓の広くて深い世界に出口はありません。