■ 『曠野から アフリカで考える』川田順造(中公文庫1980年再版) ぼくはこの文庫本を大学の後輩からプレゼントされた。巻末に送り主のメッセージと810323という日付が記されている。
カバー裏面の本書紹介文を引く。
**気鋭の文化人類学者が西アフリカのサヴァンナ地帯に腰を据えて五年余、大自然の息づかいや、曠野(こうや)に生きる人々の生活様式を背景に、折々の想いを鋭いまなざしと透徹した文体で綴る異色のエッセイ。** 昭和四十九年度日本エッセイストクラブ賞受賞 解説を柴田 翔が書いている。
あれから40年ちかく経った・・・、この本の送り主も今、広い視野に立つ優れたエッセイの書き手だ。
これからこの本を再読しようと思う。