■ 6月に読んだ本のレビュー
今公開中の話題の映画「剣岳 点の記」の原作者 新田次郎の『槍ヶ岳開山』。播隆上人の真摯な生きざまに感銘を受けた。夫婦愛の物語とも読める。おすすめ本。
柴門ふみさんのエッセイ『ぶつぞう入門』『にっぽん入門』と続けて読んだ。すると文春文庫になっている残りの1冊『サイモン印』も気になる。先日新宿の紀伊国屋書店で購入して帰りのあずさで読んだ。やはり東京の大型書店はすごい。きちんと本が揃っている。
『サイモン印』に出てくるが、「紫門さん」と間違えられることがしばしばだそうだ。私はサイモンです!という、注意喚起のタイトルかも知れない。
武澤秀一さんの著書2冊。仏教の世界を建築的な視点から読み解いてみせた本。仏教と建築、ふたつの分野に精通していないと著すことができない。
写真には写っていない『のぼうの城』。 Mさんから借りた本では予想に反して一番面白かった。人望を得るとはどういうことか、考えさせられた。
長谷川尭さんの『建築有情』中公新書をおよそ30年ぶりに読み始めた。なかなか興味深い指摘がある。読了後に取り上げようかな。
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