1273 諏訪市豊田 4脚44型 撮影日2021.05.08
■ 交通量が多い主要道路沿いに火の見櫓が立っていても車を停める適当な場所が見つからず、観察をあきらめて通り過ぎることもある。昨日(8日)も数基パスした火の見櫓があった。この火の見櫓は背が高く遠くから見えていたが、やはり一旦通り過ぎてから引き返し、集落内の狭い生活道路に入り込んで適当な場所に車を停めた。
姿形が整っていて、屋根と見張り台の大きさのバランスも良い。櫓の下半分がちょっと大きすぎるかもしれないが、どっしりとしていて安定感がある。スピーカーが7つも付いているのは残念だが、仕方ない。見張り台の手すりに「火の用心」と一文字ずつ取り付けてあるが、正面の櫓に縦に付ける方が分かりやすいと思う(一番下の写真)。
▲ 3枚のカットを繋いでみた。割とうまく繋がった。
踊り場に下げた半鐘には小屋根が付いている。半鐘に雨や雪ががかからないようにという、地元の人たちの優しい気持ちが感じられる。笠地蔵という民話が浮かぶ。
この方向(正面の右側)からは全形が見えないが、上部の様子は分かりやすい。消火ホースを乾す作業をするためのカンガルーポケット(このことばを使うのは久しぶりだなあ)があることが分かる。見張り台手すりの文字は火の用心の「の」。
やめられない とまらない 火の見櫓巡り
801 高山村高井柴 撮影日170512