民家 昔の記録 山形県東田川郡朝日村大網(現 鶴岡市) 19800813撮影
■ 今から31年前の夏、山形県の旧朝日村に茅葺きの民家を訪ねました。当時はまだ茅葺きの民家がかなりあったのです。
茅葺きの民家の観察のポイントは屋根の棟です。ここをどのように納めるか・・・。雨漏りしやすく、腐朽もしやすい部位ですから、様々な工夫が凝らされています。雨漏りしにくく、腐りにくく、そして美しく、というわけです。
屋根棟を押さえるための「おもし」として太めの木材をX型に組んで棟に跨らせて据えたものを千木(ちぎ)といいますが、これも屋根棟納めの工夫のひとつです。
千木には自然木のままの丸太や角材に加工したものがあります。このような棟押さえは全国的に見られ、「馬乗」「馬木」「からす」「おさえ」「がっしょ(合掌)」など、様々な呼び名が文献に紹介されています。東北では千木を据えた棟を「鞍木ぐし」などと呼ぶと手元の資料にあります。
千木の数は奇数が一般的です(映画やテレビドラマのセットなどでは偶数のこともありますが・・・)。朝ドラ「おひさま」のセット、水車小屋の奥にある寄棟の茅葺き屋根も偶数ではなかったかと・・・。
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こんな前の記事に今更コメントですみません。
実はこの家私の産まれ育った家なんです。
朝日村 茅葺き屋根で検索してみつけました。
今はほとんどの家が立て替え茅葺きの家はありません。
そうそう後ろに茅葺きの倉もあった。
間の木は庄内柿の木で干し柿も作っていました。
とても懐かしいです、ありがとうございました。
1980年、今から30年以上も前の8月に行きました。
「実はこの家私の産まれ育った家なんです」 ってスゴイ偶然ですね。びっくりです。
旧朝日村で撮った写真が他にもありますから、
近々アップしてみましょう。