■ 松本市内にある古書店・想雲堂に出かけた。その時、車道と歩道のひび割れのパターンが全く違うことに気がついた。歩道の舗装面はうろこ状に割れている。別の場所でも同様のパターンだった(それぞれ右側の写真)。
車道はアスファルト舗装で表層厚は通常50mm、歩道の舗装材は分からないが(瓦廃材を骨材とした舗装材があるが特定はできない。松本市役所の担当課に問い合わせてみるか・・・)、とにかく割れ方が違う。これはおもしろい。
割れ方の違いは舗装材の材質(力学的特性)の違いに因るのではないか、とまず浮かぶ。この歩道舗装材はアスファルトより硬い材料ではないかと思う。同じ舗装材でも厚さの違いによっても割れ方が違うかもしれない。
帰宅して実験。残念ながら実験材料は硬いせんべいしかなかった。円いせんべいの中心部をマーカー(直径が約2cm)で押して割ってみた。ビスケットならどうか、もっと軟らかいサブレならどうか。2枚重ねて割ったらどうなるか。
加力条件の違い、例えば加力面の大きさの違いによっても割れ方が違うだろう。箸の先で割ってみたらどうか・・・。
凡その傾向が分かればよい。そのための確認だから、実験に厳密性は求めない。
追記(01.18) 写真を見ていて気がついた。試験体(せんべい)の支持方法を考えなければいけない、ということに。
支持条件が違えば当然割れ方も違う。次回は4カ所の点支持、これに近い状態にしてやってみよう。