透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「日本型モノづくりの敗北」

2014-07-05 | A 読書日記


『日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ』 湯之上隆/文春新書

 忙中に閑あり、いや、閑などないが、夕方丸善へ行く。 

途中、松本駅前のイイダヤ軒に立ち寄る。コロッケうどんを注文する。コロッケは店に3コしか置いていないそうだ。たった3コ・・・。店のおばちゃんに訊いた。それでも売れないで残ることがあるという・・・。客の8割がてんぷらそばを注文するそうだ。

丸善。 新書、文庫のコーナーは地階にある。エスカレーターで地階に直行。読みたい新書が数冊あったが、結局この本を買い求めた。

**なぜサムスンやアップルに敗れたのか? 筆者は、日本の半導体産業が世界のトップに立った1987年、技術者として日立に入社する。だが、そこで見たものは、「日の丸半導体」崩壊の過程に他ならなかった。**(帯の文章より)

なぜ、日本の先端産業は崩壊したのか。その理由が知りたい。

今週末も忙しい。今日明日、仕事。 いや、休日も仕事ができるなんて、幸せではないか。

隙間時間に読もう。 




 


ブックレビュー 1406

2014-07-04 | A ブックレビュー

 6月に読んだ本は以下の5冊。



『眺める禅』 枡野俊明/小学館 

代官山の蔦谷書店で購入 簡素な禅の庭の美を観て楽しむ本



『火の見櫓暮情』 春夏秋冬叢書

三河・遠州の火の見櫓百話  火の見櫓の立つ地域の話題



『鉄道でゆく凸凹地形の旅』 今尾恵介/朝日新書

マップラバーの鉄旅(てつたび)本



『銀二貫』 高田郁/幻冬舎時代小説文庫

人情物語、恋物語、涙物語




『此処 彼処』 川上弘美/新潮文庫

「私だけの場所」を綴ったエッセイ集 

**本屋さんに行った時に、人は最初にどのコーナーに立ち寄るのだろうということに、つねづね興味を持っている。**(86頁) 

川上さんの聞き取り調査によると趣味の雑誌コーナーだったそうだ。二番目に多かったのが新刊コーナー。川上さん自身は料理本のコーナーだと書いている。

私は新書のコーナー。その後文庫のコーナー。他のコーナーにはあまり行かない。だから読む本は新書がたぶん一番多い。次いで文庫だろう。小説は読まなくなった・・・。


 


ブログレビュー

2014-07-01 | A あれこれ



 ブログの写真一覧が表示されるようになった。表示されないように設定することもできるが、これは記事のレビューに便利な機能かもしれない。

載せたのは7年前の記事の写真。下中、この頃は樹(いつき)で時々飲んでいたんだ、と分かる。日本酒・八海山を飲んだ時に撮った写真。手はMさんと記憶している。

上左は鎌倉の寺で撮った。寺の名前は・・・、出てこない。傾斜地一面に紫陽花が咲いていた。

下左、タンポポの冠毛でどんなことを書いたかは思い出せない・・・。この写真をクリックすれば記事を読むこともできるが、今考えたことを書く。

冠毛がこのように球形になるためには、種が付いているところ(名前を知らない)は饅頭形をしてるから、冠毛を傘に喩えると、その柄の長さを変えなければならない。向きも変えなければならない。そうしないと球形にはならない。これはなかなか大変だ。そうする理由はなんだろう・・・。たぶん子孫を残す戦略だと思うが、自然は難しいことをするものだ。