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いつもの席には先客が、で、円卓に着いた。
■ 日曜の朝、TSUTAYA 北松本店で『火星無期懲役』S・J・モーデン(ハヤカワ文庫2019年発行)を買い求め、スタバで朝カフェ読書。しばらく前、同店でこの分厚い文庫本を手にしたものの、読めないかも、と書棚に戻していた。
**「で、そこはどこなんだ? 七人の囚人を送りこんで刑務所を建てさせ、そこに死ぬまで閉じこめようっていう場所は?」
「火星だ」**(18、19頁)
さらにカバー裏面には**殺人を犯し、終身刑で服役中のフランクは、火星基地建設プロジェクトへの参加を持ちかけられる。刑務所で人生を終えるか、火星で生きるか―(中略)プロジェクトの参加者は7名。だが彼らは火星でひとりまたひとりと命を落としていく。(後略)**とある。これはもう読まないわけにはいかない。
『火星の人』を意識して、火星を舞台にした作品を、という出版社からの注文を受けて執筆されたという本作だが評価は高いという。楽しみ。