透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

1257 下伊那郡泰阜村の火の見櫓

2020-10-19 | A 火の見櫓っておもしろい


1257 下伊那郡泰阜(やすおか)村(泰阜郵便局の近く)4脚44型 撮影日2020.10.16

 泰阜村で火の見櫓を見つけることができた(などと喜ぶのは私だけだと思う)。 

櫓は上方に徐々に逓減するタイプとは違う。外付け梯子の上半分に落下防止安全カゴを付けてある。



屋根と見張り台の様子 乳付きの半鐘が下げてある。見張り台の手すりに消防信号板が取り付けてあるが、この位置につけるのが正解だと思う、信号板を見ながら半鐘を叩くことができるから。



脚部の様子 柱脚とコンクリート基礎から出した部材とをボルト接合して固定してある。


泰阜村に来る途中、飯田市千栄の毛呂窪公民館の敷地内にも同タイプの火の見櫓が立っていたが、既に見ていて、ブログにもアップしているので掲載を省略する(過去ログ)。


火の見櫓のある風景 スケッチ展 10.18

2020-10-19 | A 火の見櫓っておもしろい

 9月30日(水)に始まった「火の見櫓のある風景 スケッチ展」、3回目の週末の昨日(18日)も何人もの知人・友人が会場に来てくれた。

Kさんは午前10時、私より先に来ていた。

A君とは何年ぶりだろう・・・、30年以上経っていると思うが、つい先日会ったような感じ、不思議なものだ。A君と一緒に来たN君ともずいぶん久しぶりに再会した。2人とも元気そうで何より。

Mさんはご主人と来て下さった。昼過ぎにはTさんが奥さんと、いとこのEちゃんが今度はひとりで、Nさんが奧さんと友人の方と一緒に来て下さった。

昨日は知人・友人の来訪が重なったため、ゆっくりカフェトークすることができなかったのは残念だったし、皆さんには申し訳なかったと思う。

スケッチ展は今度の日曜日(25日)まで。今週末を楽しみに、仕事、仕事。


19日(月)、20日(火)は会場のカフェの定休日です。


1256 飯田市龍江の火の見櫓

2020-10-18 | A 火の見櫓っておもしろい


1256 飯田市龍江(竜東中学校) 4脚44型 撮影日2020.10.16

 下伊那郡豊丘村から泰阜村に向かう時、両村の間にある喬木村と飯田市を通る。県道492号を走行して、飯田市立竜東中学校の前に出た(上の写真の左側が中学校)正門の前に火の見櫓が立っていた。



火の見櫓の後ろに桜の木があるので形が分かりにくいが、4脚44型だ。



屋根のてっぺんの避雷針に大きな風向計が、下り棟の先には平鋼の蕨手が付いている。踊り場は床面の1辺の長さより手すりの高さの方が大きい、というプロポーション。



脚部とその上の1段はそれ程錆びていない。どのような理由で? 考えても分からない・・・。


 


1255 下伊那郡喬木村の火の見櫓2

2020-10-18 | A 火の見櫓っておもしろい


1255 下伊那郡喬木村 3脚無無型 撮影日2020.10.16

 この日(16日)、飯田方面への南下は豊丘村と泰阜(やすおか)村を訪ね、火の見櫓を見つけることが目的だった。この両村ではまだ火の見櫓を見ていなかった。

残念ながら今回も豊丘村で火の見櫓を見つけることはできなかった。次の目的地、泰阜村に向かう途中、喬木村でこの火の見櫓の前を通りかかり、車を停めて観察した。火の見櫓を建設した時は、竹藪がこれ程になっていなかったと思われるが、今はすっかり覆われてしまっている。時々このような光景を目にするが、なんだか寂しい気持ちになる。既に火の見櫓は不要なものになっているが、このような光景はこのことを強調するから。

前稿に載せた火の見櫓(1253)と同じタイプだ。



異形鉄筋を腕木から下げ、フックを付けて半鐘を吊り下げてある。櫓に錆は目立たないが、半鐘は錆びてしまっている。



脚元の様子を見る。消えゆくものの末路はこんなものだろう・・・。


 


1254 下伊那郡喬木村の火の見櫓

2020-10-18 | A 火の見櫓っておもしろい


1254 下伊那郡喬木村 3脚無無型 撮影日2020.10.16

 火の見櫓巡りをするのは久しぶりだが、やぐらセンサーの感度はそれ程低下していなかったようで、この火の見櫓をかなり遠くから見つけることができた。すばらしい。

3脚だが、オーソドックスなタイプではない。正面の構面は横繋ぎ材のみで残り2構面は斜材も入れてある。正面に設置した梯子の踏み桟は支柱に溶接固定してあるが、発錆などの経年劣化を考えると確実性がやや落ちるかもしれない。



平鋼をU字形にして固定してある。安全対策とも打鐘時の体の安定を図るためとも取れるこの部材、名前は?


木槌が置いてあることに、この写真で気がついた。




県道18号走行中に印辺りからこの火の見櫓がチラッと見えた。センサー感度良好なり。


148、149 久しぶりの再会

2020-10-18 | C 名刺 今日の1枚





 昨日(17日)も何人もの友人がスケッチ展に来てくれた。高校の同期生・M君の友人の方に名刺をお渡しした(148枚目)。

埼玉県から大学時代の先輩・Kさんが奧さんと来てくれた。Kさんとは10数年ぶりの再会、奥さんとは40年ぶりくらいの再会ではないか。久しぶりに旧交を温めることができた。不思議なことに久しく会っていなかったとは全く感じなかった。次回は、いやがいいかな。

奥さんに名刺を渡し、ブログのことを簡単に説明して、写真掲載を了承してもらった(149枚目)。


 


火の見櫓のある風景 スケッチ展 10.17

2020-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい



 今日(17日)も何人かの知人・友人がスケッチ展に来てくれた。

大学の先輩・Kさんはわざわざ埼玉県から奥さんと訪ねてきてくれた。Kさんと会うのは10数年ぶりだった。元気そうで何より。高校の同期生のMくんは友人の方と、やはり同期のBくんはひとりで。

仕事でお世話になったKさんは娘さんと。先日、Hさんと一緒に来てくれたKさん、今日はTさんと。夕方Sさんが、ぼくと共通の友人Mさんと一緒に来てくれた。 今日もうれしい一日だった。


明日(18日)も会場でカフェトークができたらいいな。


1252 下伊那郡喬木村の火の見櫓

2020-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい


1252 下伊那郡喬木村阿島 帰牛原消防センター 4脚44型 撮影日2020.10.16



見張り台の床面の構成に注目。鋼板と平鋼のすのこのコンポジション、これは好い。半鐘のセンター吊りは機能的にはマイナスだろうが、見た目には好ましい。



屋根のてっぺんの象徴的な造形、なかなか好い。



外付け梯子から櫓内に設置した梯子に切り替える簡易な踊り場



櫓下に据えたベンチ。ここにおばあちゃんが孫と座っているような光景が撮れたらいいな。


 


道の駅 南信州とよおかマルシェ

2020-10-17 | A あれこれ

 遠出をする時、地元の名物でも食べてきたら、と言われるが食には関心がないので、コンビニで買い求めたもので済ませてしまうことも少なくない。昨日(16日)もそうだった。

目的地のひとつ豊丘村では今回も火の見櫓を見つけることができなかった。

偶々通り掛った「道の駅 南信州とよおかマルシェ」。大きく架けた屋根が、内でも外でもない中間領域的な空間を創り出している。道の駅のような施設ではタイトな機能を持たせないこのような空間を施設利用者に提供することが必要だと思う。

板張りの天井を軒先で折って、薄くしている。内側からこの部分を見ると、柱が天井面の外にあるようで、直接屋根を支えていないように見える。その様子が3枚目の写真の左側に辛うじて写っている。おもしろい効果だと思う。設計者の意図は屋根を薄く見せることにあると思われるが。







 


1251 下伊那郡高森町の火の見櫓

2020-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい


1251 下伊那郡高森町山吹 4脚44型 撮影日2020.10.16

 昨日(16日)は下伊那郡豊丘村と泰阜(やすおか)村で火の見櫓を探すのが目的だった。両村でまだ火の見櫓を見つけていないので。国道153号を南下、県道226号を通って豊丘村に向かう途中、高森町山吹で火の見櫓と出合った。



外付け梯子が設置されているが、この高さ(見張り台の高さは7、8mくらいか)で外付け梯子を登り降りするのは怖いと思う(内付け梯子も怖いが、もっと)。





とんがり屋根のてっぺんに避雷針がついていないが、なんとなく物足りなさを感じる。蕨手と避雷針とでは避雷針の方が屋根のデザイン上欠かせないアイテム性が高い、ということかな・・・。


屋根と見張り台を撮った2枚の写真、立体的な形を示したいのなら、上の写真の方が好ましい。撮る目的に相応しいアングルを探すことが大事だ(と思う)。目的によっては下の写真の方が好ましい場合もあるだろう。日々学習しなければ・・・。


1250 上伊那郡中川村の火の見櫓2

2020-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい


1250 上伊那郡中川村 4脚44型 撮影日2020.10.16







 前稿に載せた火の見櫓(1248)とよく似ている。おそらくどちらも同じ鉄工所で造られたものだろう。

シルバー色の櫓に設置された赤と青2色の消防信号板がアクセントになっている。やはり4本柱の場合、方形(ほうぎょう、4角錐)の屋根が馴染む(程よく調和する)。


 


1249 上伊那郡中川村の火の見櫓

2020-10-16 | A 火の見櫓っておもしろい


1249 上伊那郡中川村片桐 4脚44型 撮影日2020.10.16

 今日(16日)は久しぶりに南信(飯田)方面へ出かけ、火の見櫓巡りをしてきた。見てきた火の見櫓の数は12基(内2基は初見ではない)。国道153号を南下、中川村で今日の第1基目と出合った。 

全形写真の背景が美しい。遠くの山は青みを帯びて見える。このような特徴を捉えて描くのが色彩遠近法だが、空気遠近法との違いがよく分からない。脚の設えがないことは残念だが、櫓のフォルムは好ましい。屋根が少し小さい。







梯子を外付けしているのだから、櫓の下端は4面ともブレースを設置しても支障ないはずだが、梯子を設置してある面だけ、脚にしている。まあ、すべてが理屈で理解できるようには出来ていないということだ。






朝カフェ読書

2020-10-14 | A 読書日記

320

 早朝、なぎさライフサイトにあるTSUTAYAで本を買い求め、7時半のスタバ開店と同時に入店。今朝は顔見知りの店員さんだったので、「ホットのショートをマグカップで」というオーダーの必要はなかった。

「スケッチ展に行ってきましたよ」と聞いてびっくり。もうひとりの店員さんも「私も行ってきました」。 

2階のいつもの席に着いて、『本所おけら長屋 十二』畠山健二(PHP文芸文庫2019年第1版第2刷)を読み始める。


 明日(15日)の夜7時から予定されているギャラリートークは既に定員に達しています。ありがとうございます。


「深夜特急」

2020-10-13 | A あれこれ

320

 この記事のカテゴリーは「あれこれ」で間違ってはいない。「火の見櫓のある風景 スケッチ展」の会場のカフェ、BELL WOOD COFFEE LABのメニューに「深夜特急」という名前のブレンドコーヒーがある。

名前の由来が気になってオーナーに訊いた。沢木耕太郎の『深夜特急』だという。ぼくはオーナーの説明を聞いて、なるほど!と思った。

自室の書棚から第1便を取り出し、とびらの裏面に**ミッドナイト・エクスプレスとは、トルコの刑務所に入れられた外国人受刑者たちの間の隠語である。脱獄することを、ミッドナイト・エクスプレスに乗る、と言ったのだ。**とあるのを確認した。

詳しくは書かないが脱獄するという言葉をオーナーはある覚悟を示す言葉として使っている。このことを知って、おふざけで「夜行列車」などとオーダーしてはならない、と思った。

「夜行列車」にあらず、「深夜特急」だ。