(浜離宮恩賜公園つづき)
延遼館跡
延遼館は、イギリス王子が国賓として来日することを契機に、外国要人の迎賓館として明治二年(1869)五月に建てられた。明治十二年(1879)七月には、アメリカのグラント将軍(第18代アメリカ大統領)が、約二か月滞在した。その後も多くの国賓を迎え、鉄道開業式などの国の行事の際にも使用されたが、明治二十二年(1889)十二月、老朽化のため取り壊しが決定し、ほどなくしてその歴史に幕を閉じた。
可美真手命銅像
可美真手命(うましまでのみこと)銅像は、明治二十七年(1894)、明治天皇の銀婚式を記念して陸軍省が行った懸賞募集に当選した作品で、佐野昭制作、鈴木長吉の鋳造。