久し振りに鹿児島の史跡を回ってきました。ただ今回は「団体旅行」のようなものでしたので、ごく平凡な史跡しか訪ねることはできませんでした。
何回かに分けて紹介していきます。
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霧島神宮
霧島神宮は、往古より高千穂山頂(標高1574m)に鎮座していたが、噴火のため炎上を繰り返し、文明十六年(1484)現在地に再興された。この社殿も噴火炎上したが、正徳五年(1715)に再建されて現在に至っている。
愛車を購入したのはちょうど十年前。今も都内で鹿児島ナンバーの自動車に乗っている。この車が新車のとき安全の祈祷をしたのが霧島神宮で、思えば今回十年振りのお参りになった。境内には坂本龍馬とおりょうの新婚旅行を記念する説明が、似顔絵の横に置いてある。
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坂本龍馬・おりょう新婚旅行記念
坂本龍馬とおりょうが新婚旅行に当地を訪れたのは、慶応二年(1866)のことである。その年の一月、薩長同盟の仲介に成功した坂本龍馬は、伏見寺田屋にて幕吏に襲われた。九死に一生を得た龍馬は、傷の手当も兼ねておりょうを伴って薩摩を旅することになった。二人は鹿児島から海路隼人浜ノ市に着き、日当山を経て塩浸温泉に案内された。ここで十日余りを過ごし、霧島から高千穂峰に登っている。龍馬から姉乙女への手紙には、「天の逆鉾」が天狗の面に似ているとユーモアを込めて書かれている。
塩浸温泉 坂本龍馬お龍新婚湯治碑
塩浸温泉は、文化三年(1806)に開かれたと伝えられる。龍馬とおりょうが使ったという湯船は壊されて現存していないが、現在もそこから引き湯している。平成元年(1989)二人の新婚旅行を記念して、天降川のほとりに新婚湯治像が建てられた。それにしても坂本龍馬の人気は、圧倒的である。鹿児島、高知、愛媛、香川、長崎、京都の坂本龍馬像を数えると、十は下らない。銅像の数が人気のバロメータとすれば、西郷、大久保は膝元にも及ばない(私の知る限り、西郷銅像は、鹿児島県に三つ、上野に一つ。大久保利通像はたったの一つである)。
何回かに分けて紹介していきます。
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霧島神宮
霧島神宮は、往古より高千穂山頂(標高1574m)に鎮座していたが、噴火のため炎上を繰り返し、文明十六年(1484)現在地に再興された。この社殿も噴火炎上したが、正徳五年(1715)に再建されて現在に至っている。
愛車を購入したのはちょうど十年前。今も都内で鹿児島ナンバーの自動車に乗っている。この車が新車のとき安全の祈祷をしたのが霧島神宮で、思えば今回十年振りのお参りになった。境内には坂本龍馬とおりょうの新婚旅行を記念する説明が、似顔絵の横に置いてある。
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坂本龍馬・おりょう新婚旅行記念
坂本龍馬とおりょうが新婚旅行に当地を訪れたのは、慶応二年(1866)のことである。その年の一月、薩長同盟の仲介に成功した坂本龍馬は、伏見寺田屋にて幕吏に襲われた。九死に一生を得た龍馬は、傷の手当も兼ねておりょうを伴って薩摩を旅することになった。二人は鹿児島から海路隼人浜ノ市に着き、日当山を経て塩浸温泉に案内された。ここで十日余りを過ごし、霧島から高千穂峰に登っている。龍馬から姉乙女への手紙には、「天の逆鉾」が天狗の面に似ているとユーモアを込めて書かれている。
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塩浸温泉 坂本龍馬お龍新婚湯治碑
塩浸温泉は、文化三年(1806)に開かれたと伝えられる。龍馬とおりょうが使ったという湯船は壊されて現存していないが、現在もそこから引き湯している。平成元年(1989)二人の新婚旅行を記念して、天降川のほとりに新婚湯治像が建てられた。それにしても坂本龍馬の人気は、圧倒的である。鹿児島、高知、愛媛、香川、長崎、京都の坂本龍馬像を数えると、十は下らない。銅像の数が人気のバロメータとすれば、西郷、大久保は膝元にも及ばない(私の知る限り、西郷銅像は、鹿児島県に三つ、上野に一つ。大久保利通像はたったの一つである)。
コメント有り難うございます。
今年の大河ドラマは、西郷や大久保ではなく、小松帯刀に照明を当てた点が斬新さではありますが、本当に大河ドラマの小松帯刀が実像かどうかは疑ってかかった方が良さそうです。少なくとも宮尾登美子の原作には、ほとんど帯刀は登場しませんし…。