『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

頑張れ、本田圭祐!

2018年03月27日 | Weblog

いやぁ、今夜の日本代表の試合はつまらなかったですね。
僕の大好きな本田選手、守備に追われて持ち味を発揮する前に
何故か?交代させられちゃった。

僕は本田圭祐と言う男、サッカー選手としても好きだけれど
一番好きなのは彼の生き様です。
ビッグマウスと言われるけれど、それは自分を追い込むためにやって居る。
口だけで、何にも努力しない人間とは全く違います。

かつて僕も、国家予算で東北大学と共同開発した装置に関わった。
元々は別の担当者が設計した物だったのだけれど、基本性能が出ず
その担当者が退職してしまって、後を引き継がされることになった。

設計に疑いを持っていたその当時の本部長からの指名だった。
それで僕が現状の設計を検討して、改造したのだが、
基本性能にやっと到達するのがやっとで、正直言って全然ダメだった。
大学の先生から突き上げを喰らって、取りあえず現状の報告をした。

その席で責任者の大先生から
『それでこの先、性能を上げる自信はあるのか?』
と訊かれた時に僕は
『ここまでは、誰でも出来る仕事です。これから先がプロの仕事』
と応えたら、大先生が苦笑いしながら
『あぁ、それなら見せて貰いましょう。楽しみにしているよ』
と言われた事がある。
ビッグマウスだとも言われました。

この時は、何とかする自信はあったけれど、暗中模索と言う感じだった。
それで敢えて、自分にプレッシャーをかける意味での発言だったのです。

それから装置をゼロから検討して、出来る限り作り直すことにして
2年後に何とか世界最高水準の電源を作る事が出来た。
それまでの期間は、毎週のように進捗の報告の席で先生から突き上げられ
針の筵(むしろ)の上に座らされているような時間だった。
先生の姿を見かけると、やり過ごしたり隠れたり・・・・
とにかく精神的にきつい時期でした。

性能が出て、その仕事が収束した時に、大先生が僕を見つけ
『もう、胸を張って歩きなさい』
と言われ、ポンと肩を叩かれた事は今でも忘れませんね。

本田圭祐と言う男は、もっと凄いところで自分にプレッシャーをかけている。
その上、努力は怠らない。彼の在籍したチームの関係者は口を揃えて
『本田は真のプロフェッショナル』と言わしめるほど。

彼の目標はサッカーに留まらず、子供たちのための教育支援だったり
とにかく『口にする』ことで、自身にプレッシャーを与え、
『口にする』事で、周りに協力する者が集まる。

多分、彼にとってW杯はこれが最後のチャンスでしょう。
でも、今日の仕合を見ていて本田選手は絶対に必要だと改めて感じた。
頑張れ、本田圭祐!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする