映画「マイウェイ 12000キロの真実」は韓国の戦争映画だ。
第二次世界大戦で日本、ソ連、ドイツ三国の兵士として戦い、連合軍の捕虜になった日本人の実話?をヒントに、「シュリ」「ブラザーフッド」のカン・ジェギュ監督がオダギリジョー、チャン・ドンゴン主演で描いた戦争映画だ。韓国映画にしては珍しく日本語のセリフが多い。
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日本占領時代の朝鮮の首都京城を映し出す。
憲兵隊司令官の祖父(夏八木勲)を持つ日本人の少年長谷川辰雄が医師である父(佐野史郎)と母とともに朝鮮にやってきた。そこには長谷川家の使用人とその息子キム・ジュンシクがいた。少年2人とも足が速く、負けず嫌いの少年たちは競っていた。ところが、お祝いの席で祖父の元に届けられた贈り物に爆弾が入っていた。祖父は爆弾で死亡する。贈り物を手渡ししたことでキムの父は捕まる。
その後足の速い長谷川辰雄(オダギリジョー)とキム・ジュンシク(チャン・ドンゴン)はライバルとして大会で戦うようになる。1936年ベルリンオリンピックで朝鮮人孫が日本国代表としてマラソンに出場して金メダルを取っていた。その次の東京オリンピックの代表を争っている2人だったが、いつしかその関係は人種同士憎しみ合う争いとなる。やがて開催されたオリンピック選考会で事件が発生。ジュンシクは罰として日本軍に強制徴用されることになり、オリンピックの夢は消えた。
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1939年、ノモンハンで2人は運命の再会を果たす。日本兵として戦うジュンシクのもとに現れた辰雄は冷酷な軍人に変わっていた。戦場でも夢を捨てずに走り続けるジュンシクに激しい嫌悪を抱く辰雄は、ソ連への特攻隊にジュンシクを任命する。
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死闘の末、敗北した日本兵はソ連軍の捕虜となるが、対ドイツの戦局が悪化し、決断を迫られる。“ソ連軍として戦うか、それとも死ぬか?”日本に自分のすべてを捧げてきた辰雄だったが、誇りを捨て、生きることを選ぶが。。。
この作品をアップするかどうか迷ったら、一週間たってしまった。
何せ日本人の描かれかたがめちゃくちゃだ。韓国映画なのでそれは仕方ないと思う部分もあるが、ちょっとひどすぎる。映画にフィクションはつきものであるが、主人公が軍隊に入ってすぐに大佐になったり、朝鮮人が強制的に徴兵されたり嘘ばかり並べられても気持ちいいものではない。そもそもソ連は捕虜にして強制労働させても、自国のために戦う戦士にはしないであろう。ドイツについても同様だ。主人公同士が逆転する最後の結末もどう考えてもありえない話だ。
カン・ジェギュ監督は「シュリ」「ブラザーフッド」の出来が良かっただけに非常に残念だ。
第二次世界大戦で日本、ソ連、ドイツ三国の兵士として戦い、連合軍の捕虜になった日本人の実話?をヒントに、「シュリ」「ブラザーフッド」のカン・ジェギュ監督がオダギリジョー、チャン・ドンゴン主演で描いた戦争映画だ。韓国映画にしては珍しく日本語のセリフが多い。
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日本占領時代の朝鮮の首都京城を映し出す。
憲兵隊司令官の祖父(夏八木勲)を持つ日本人の少年長谷川辰雄が医師である父(佐野史郎)と母とともに朝鮮にやってきた。そこには長谷川家の使用人とその息子キム・ジュンシクがいた。少年2人とも足が速く、負けず嫌いの少年たちは競っていた。ところが、お祝いの席で祖父の元に届けられた贈り物に爆弾が入っていた。祖父は爆弾で死亡する。贈り物を手渡ししたことでキムの父は捕まる。
その後足の速い長谷川辰雄(オダギリジョー)とキム・ジュンシク(チャン・ドンゴン)はライバルとして大会で戦うようになる。1936年ベルリンオリンピックで朝鮮人孫が日本国代表としてマラソンに出場して金メダルを取っていた。その次の東京オリンピックの代表を争っている2人だったが、いつしかその関係は人種同士憎しみ合う争いとなる。やがて開催されたオリンピック選考会で事件が発生。ジュンシクは罰として日本軍に強制徴用されることになり、オリンピックの夢は消えた。
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1939年、ノモンハンで2人は運命の再会を果たす。日本兵として戦うジュンシクのもとに現れた辰雄は冷酷な軍人に変わっていた。戦場でも夢を捨てずに走り続けるジュンシクに激しい嫌悪を抱く辰雄は、ソ連への特攻隊にジュンシクを任命する。
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死闘の末、敗北した日本兵はソ連軍の捕虜となるが、対ドイツの戦局が悪化し、決断を迫られる。“ソ連軍として戦うか、それとも死ぬか?”日本に自分のすべてを捧げてきた辰雄だったが、誇りを捨て、生きることを選ぶが。。。
この作品をアップするかどうか迷ったら、一週間たってしまった。
何せ日本人の描かれかたがめちゃくちゃだ。韓国映画なのでそれは仕方ないと思う部分もあるが、ちょっとひどすぎる。映画にフィクションはつきものであるが、主人公が軍隊に入ってすぐに大佐になったり、朝鮮人が強制的に徴兵されたり嘘ばかり並べられても気持ちいいものではない。そもそもソ連は捕虜にして強制労働させても、自国のために戦う戦士にはしないであろう。ドイツについても同様だ。主人公同士が逆転する最後の結末もどう考えてもありえない話だ。
カン・ジェギュ監督は「シュリ」「ブラザーフッド」の出来が良かっただけに非常に残念だ。