映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

千葉ロッテ試合見てきました7/6

2012-07-08 15:08:43 | Weblog
7月6日千葉ロッテの試合見てきました。ナイター観戦は久しぶりだ。

オリックス対ロッテの試合 
千葉幕張のQVCマリンフィールド球場だ。

あいにくの雨模様だ。それでも千葉県民はロッテファンが意外に多い。

海のすぐそばだ。


オリックスが練習のところをグラウンドに出てみる。

投げている球の速さが違うなあ!
すぐ横をロッテの高橋慶彦コーチが歩く。ドキドキしてしまう。


席はVIPルーム どんどん早い時間から酒盛りだ。



華やかだなあ!最近の野球は
チアガールかわいい!


ロッテの先発はクライシンガー頑張れ!

でもあえなく2回で7点も取られてしまう。
雨模様でやる気がないのか!
ヒエー!野球場でヤジるオジサンたちの気持ちがよくわかる
それでもロッテは7-8まで追いかける。
外野席でロッテファンがピョンピョンハネまくる。


逆転のチャンスあったが凡退
あとはひたすら飲むだけだ

結局負けた。
ビールの売り子の動きが可愛い!
これはオジサンたち飲みすぎるわけだ

意外に楽しいもんだなあ!野球も
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探偵はBARにいる  大泉洋

2012-07-08 07:55:02 | 映画(日本 2011年以降主演男性)
映画「探偵はBARにいる」を見た。
これは面白い。

札幌を舞台にしたフィルムノワールとでもいおうか。大泉洋演じる探偵がいくつもの殺人事件に巻き込まれる設定だ。大泉洋はこの主人公の個性にあっている。脇を固める松田龍平、高嶋政伸が意外な一面をみせて、小雪がまさに適役。脚本、札幌の地の利を生かした映像、音楽すべてにバランスがとれている。笑いを誘うシーンも時おり混ざり十分楽しめる作品となっている。

札幌が舞台だ。
探偵業を営む主人公(大泉洋)は、北大農学部で研究助手をしている相棒の運転手(松田龍平)とともに、実質は何でも屋稼業をしながら毎日を過ごしている。ある夜、いつものBARで依頼の電話がくる。“コンドウキョウコ”と名乗る若い女性は10万円探偵の口座に振り込んだという。「ある弁護士に、去年の2月5日、カトウはどこにいたのか?」とだけ聞いてくれという奇妙な依頼をしてきた。
主人公は早速弁護士のところを訪問する。名目は自分の事務所の顧問依頼でアポをとった。断られた後、単刀直入に女性から依頼された内容を話す。一瞬動揺した弁護士だったが、知らないの1点張りであった。
そしてその帰り道、危険な黒社会方面の男たちに拉致されてしまう。あやうく雪原に生き埋めにされてしまうところだった。いかにも自分たちのことにかまうなという警告だった。
しかし、主人公は自分を危険に陥れた男たちのことを調べようとする。旧知の記者にその組織の周辺の情報を聞くと、バーのママが放火事件に巻き込まれたり、その犯人が行方不明になっていることがわかるが。。。。

(フィルムノワールと大泉洋)1940年代から50年代にかけての映画様式にフィルムノワールというのがある。「マルタの鷹」「三つ数えろ」なんてハンフリーボガードの作品がその典型だ。シニカルな探偵が謎の女に出会い、不条理な連続殺人に巻き込まれるという構造だ。最近では「ヌードの夜」もそのパターンともいえる。「探偵はbarにいる」はその定型を大きく外していない。依頼主がはっきりしないが、声に雰囲気のある女性に仕事を頼まれ、その直後から不可解な事件に巻き込まれる。まずは主役となる探偵の配役が重要だ。大泉洋というのはまさに適役といえよう。
大泉洋は高校の時も、大学の時も必ず出会うタイプの男だ。若干背が高めで、軽いパーマがかかった頭、正統派男前というわけではないが、常に彼女がいる。学校の勉強は好きでないが、悪知恵がきく。煙草を常に離さず、酒も好き、バクチも好きだ。一番好きなのは女で、もてるせいか次から次へととっかえひっかえ遊ぶなんて同じような風貌の奴はずいぶん出会ったなあ。男にとっては意外に頼りになるんだけど、女性にとってはつらい存在だと思う。
主人公は純潔な正義の味方でもない。何でも屋みたいに、ホテルでのマル秘写真で人を脅して金を巻き上げたりもする。情報屋ばかりでなく地元の裏社会の幹部とも仲がいい。警察官でないから、別に大丈夫なんだろう。腕っ節はそこそこ強いが、達人でもなく、ときおりコテンパンに叩きのめされる。そんなキャラだからこの映画楽しめるんだろう。

(配役の妙)準主役の松田龍平が北海道ならではの設定。北大助手でいつもは家畜とすごす。空手の達人で北大空手部のコーチ。その腕を生かして、探偵の用心棒的存在だ。それなのにいつもすっとぼけている。運転するボロ車はいつもなかなかエンジンがかからない。「まほろ駅前多田便利軒」で見せた彼の個性に通じる部分もある。名優松田優作の息子もうまい俳優になってきた。

高嶋政伸のイメージが違う。髪の毛を整髪料できっちり整えた好青年のイメージではない。裏のイメージを持つ長髪で、凶暴な目つきの残忍極まりない裏社会の幹部を演じている。ふだん気のいい善人を多く演じている人ほど、いざ悪役に回ってみるとしびれるほど恐怖をふりまくのか、彼の意外な一面を見た気がする。

40年代から50年代にかけてのフィルムノワールでは謎の女は常に美人であった。三つ数えろのローレンパコールの印象が強い。ここでの小雪もぴったりの配役だ。長身の高級クラブの美人ママという雰囲気がまさに銀座やキタの新地から飛び出したような感じだ。独特の雰囲気を醸し出し、事件の中に深くかかわっていく。

(札幌)雪の札幌が映画の舞台になる。ラーメン横丁、テレビ塔、大通り公園だけでなくススキノの夜を全面にクローズアップする。最近の映画では珍しい気がする。決して現代的なムードではない。携帯電話を持たないという主人公の主義もあるせいか、この映画が昭和50年代の設定としてもおかしくない。映像は決して新しい匂いのするものではない。それがこの映画のいいところだと思う。しかも大泉は北海道出身でこの町はよく知りつくしている。実にいい感じだ。父が生まれた北海道なのにそういえば死んでから一回も行っていない。急に行きたくなってきた。

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