映画「オブリビオン」を劇場で見た。
もともとSF系はあまり見ない方だが、トムクルーズ作品なのでともかく行っておこうかと。。
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練られた映像は最新式の映像技術をふんだんに使い迫力がある。
スタートからリズム感がある展開だ。映像も鮮明で近未来世界を楽しんでいたが、途中からラブストーリーの色彩が強くなる。
人間の感情があらわにされる。
破壊された世界の中、ロッキー山脈のそばにあるような小さな湖の湖畔が出てくる。そこにコテージがある。トムクルーズがレコードの針を落として、曲が流れる。アコースティックギターの音色で一瞬CSN&Yを連想する。いやそうじゃない、JPジョーンズのベースだ。すぐにツェッぺリンⅡのB面3曲目「ランブル・オン」だとわかる。ロバートプラントの声が心に響く。アナログな世界を混ぜるところに奥深さを感じる。
そういえば映画「世界でひとつのプレイブック」でも同じアルバムから「What Is and What Should Never Be」やってたね。あれだけヒットしたアルバムだから親しみを持つ人多いのかも?
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西暦2077年が舞台だ。
60年前に起きた異星人スカヴとの戦争により地球は荒廃していた。月は破壊されている。核戦争の影響もあり、立ち入り禁止の場所も多い。人類の大半は、土星の衛星であるタイタンへの移住を余儀なくされていた。
そんな中、地球に残ったジャック・ハーパー(トム・クルーズ)とヴィクトリア・オルセン(アンドレア・ライズボロー)は、上空から水を核融合する施設を監視する日々を送っていた。ジャックは任務の都合上記憶を失わされていた。それでもときおりみる夢で見る幻影に1人の女性が映っているのが気になっていたのだ。
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ある日パトロールの途中で彼は、墜落した宇宙船の残骸から謎の女性ジュリア・ルサコヴァ(オルガ・キュリレンコ)を助け出す。なんと彼女はジャックがときおり夢で見るマンハッタンであう女性にうりふたつだった。彼女はなぜかジャックの名前を口にする。その記憶は確かなものではない。
そんな時、2人は突然何者かに捕えられしまう。異星人なのであろうか?ジャックは連れて来られた先でマルコム・ビーチ(モーガン・フリーマン)と名乗る男と出会う。驚くジャックに、マルコムは「ある真実」を告げるのであるが。。。
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SF系の興味がないので、その方面の批評はできない。
「2001年宇宙の旅」との比較をする人もいるがどうでもいいことだ。
ジャックがパトロールに使うヘリコプターみたいな偵察機も、目玉ロボットのようなパトロール機をみて映像を楽しんでも何ともいえない。
地球全部が廃墟になっているときに、どうやって航空機を作ったり、最新の機械を作ったり出来るのかな?食料はどうするのかな?
むしろ現実的なことを考えてしまって不思議に思っていた。
そういう機械系装置だけでなく、この映画ではクローン人間がテーマになってくる。
ジャックがその分身と争う光景は異様だ。
でもこれはありえないことはないかもしれない。近未来に問題になってくるような気がする。
そういう虚実の世界をはぎ取ると、ベースはあくまでラブストーリーだ。
映画が始まってしばらくは男女2人と2人が通信で更新するオバさんだけだ。
2人は常に一緒だ。記憶も消されている。
男と女ずっといれば情も移るだろう。プールで見せる2人の戯れは優雅なものだ。この映像も幻想的で美しい。
ところが、一人の女性が現れる。美しい女性だ。
相棒に近い存在かもしれないと、警戒心を抱くヴィクトリア。これは嫉妬と言ってもいいようだ。平安時代の古典を読んでいても、人を好きになる気持ちは変わらないことが読み取れる。60年後もいろんなイノヴェーションが生まれても恋愛の心は変わらないはずだ。同様に「女の持っている最大の悪徳は愚痴と嫉妬の心」というのも60年たっても変わらないだろう。
ラブストーリーに変化がもたらされる。
そこに敵だか味方だかがよくわからない存在が映画の中に放り込まれる。
そして平穏無事にはストーリーが進まない。我々を幻惑の世界に導く。
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謎の女性ジュリアとの記憶を取り戻すために、エンパイアステートビルに向かう。すでに廃墟になっていた。
その昔、例のオープンエアの展望台から2人はバッテリーパーク側の景色を楽しんだことがあったのだ。
映像では911で崩壊したビルの跡に、新しいビルが建っているような光景になっている。
そこで気づいた。
そうか!
ついこの間映画の宣伝にトムクルーズが来日して、タモリの「笑っていいとも」に出たことがあった。
2人でトークをした後で、会場百人に対して恒例の質問をする。
そこでのトムからの質問は
「この中でエンパイアステートビルの展望台に上ったことある人は?」
トムクルーズは「10人」としたら、電光掲示板が示す数字はなんと「10人」
おっとこれはビックリだ。通訳として隣にいた戸田奈津子さんと一緒にストラップもらっていた。
うれしそうだったなあ。そのあと会場の女性に握手しまくっていた。さすが千両役者だ。
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そういうことだったのね。エンパイアステートビルの質問がでるのは。
自分自身も子供の頃からの憧れで、初めて行った時の感激は忘れない。
今はなき貿易センタービルをバックにした写真は自分のお宝だ。
先ほどのコテージではもう一曲流れる。プロコルハイムの「青い影」だ。
またまたアナログな曲だ。
これには思い出がある。最初小学生の低学年に、お兄さんがいる同級生に教わった。
ビートルズを教えてくれた友人でもある。でも小学生の自分には全然良く思えなかった。
そして月日がたち高校生になった。当時ディスコではダンスの途中でチークタイムがあった。
70年代半ば過ぎにはつのだひろ「メリージェーン」、スタイリスティックス「誓い」と並んで
「青い影」がチーク時によく流れていた。
最初よく思えなかったこの曲も何度も聴くうちに気に入ってきた。
そして今回だ。
あえて緑あふれるコテージと昔の曲をミックスさせるところが気に入った。
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すっかり脱線したが、ミッションインポッシブルばりのアクションもありそれなりに楽しめた映画だった。
最後は「何でいるの??どういうことなのかな?」という感じだったけど
もともとSF系はあまり見ない方だが、トムクルーズ作品なのでともかく行っておこうかと。。
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練られた映像は最新式の映像技術をふんだんに使い迫力がある。
スタートからリズム感がある展開だ。映像も鮮明で近未来世界を楽しんでいたが、途中からラブストーリーの色彩が強くなる。
人間の感情があらわにされる。
破壊された世界の中、ロッキー山脈のそばにあるような小さな湖の湖畔が出てくる。そこにコテージがある。トムクルーズがレコードの針を落として、曲が流れる。アコースティックギターの音色で一瞬CSN&Yを連想する。いやそうじゃない、JPジョーンズのベースだ。すぐにツェッぺリンⅡのB面3曲目「ランブル・オン」だとわかる。ロバートプラントの声が心に響く。アナログな世界を混ぜるところに奥深さを感じる。
そういえば映画「世界でひとつのプレイブック」でも同じアルバムから「What Is and What Should Never Be」やってたね。あれだけヒットしたアルバムだから親しみを持つ人多いのかも?
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西暦2077年が舞台だ。
60年前に起きた異星人スカヴとの戦争により地球は荒廃していた。月は破壊されている。核戦争の影響もあり、立ち入り禁止の場所も多い。人類の大半は、土星の衛星であるタイタンへの移住を余儀なくされていた。
そんな中、地球に残ったジャック・ハーパー(トム・クルーズ)とヴィクトリア・オルセン(アンドレア・ライズボロー)は、上空から水を核融合する施設を監視する日々を送っていた。ジャックは任務の都合上記憶を失わされていた。それでもときおりみる夢で見る幻影に1人の女性が映っているのが気になっていたのだ。
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ある日パトロールの途中で彼は、墜落した宇宙船の残骸から謎の女性ジュリア・ルサコヴァ(オルガ・キュリレンコ)を助け出す。なんと彼女はジャックがときおり夢で見るマンハッタンであう女性にうりふたつだった。彼女はなぜかジャックの名前を口にする。その記憶は確かなものではない。
そんな時、2人は突然何者かに捕えられしまう。異星人なのであろうか?ジャックは連れて来られた先でマルコム・ビーチ(モーガン・フリーマン)と名乗る男と出会う。驚くジャックに、マルコムは「ある真実」を告げるのであるが。。。
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SF系の興味がないので、その方面の批評はできない。
「2001年宇宙の旅」との比較をする人もいるがどうでもいいことだ。
ジャックがパトロールに使うヘリコプターみたいな偵察機も、目玉ロボットのようなパトロール機をみて映像を楽しんでも何ともいえない。
地球全部が廃墟になっているときに、どうやって航空機を作ったり、最新の機械を作ったり出来るのかな?食料はどうするのかな?
むしろ現実的なことを考えてしまって不思議に思っていた。
そういう機械系装置だけでなく、この映画ではクローン人間がテーマになってくる。
ジャックがその分身と争う光景は異様だ。
でもこれはありえないことはないかもしれない。近未来に問題になってくるような気がする。
そういう虚実の世界をはぎ取ると、ベースはあくまでラブストーリーだ。
映画が始まってしばらくは男女2人と2人が通信で更新するオバさんだけだ。
2人は常に一緒だ。記憶も消されている。
男と女ずっといれば情も移るだろう。プールで見せる2人の戯れは優雅なものだ。この映像も幻想的で美しい。
ところが、一人の女性が現れる。美しい女性だ。
相棒に近い存在かもしれないと、警戒心を抱くヴィクトリア。これは嫉妬と言ってもいいようだ。平安時代の古典を読んでいても、人を好きになる気持ちは変わらないことが読み取れる。60年後もいろんなイノヴェーションが生まれても恋愛の心は変わらないはずだ。同様に「女の持っている最大の悪徳は愚痴と嫉妬の心」というのも60年たっても変わらないだろう。
ラブストーリーに変化がもたらされる。
そこに敵だか味方だかがよくわからない存在が映画の中に放り込まれる。
そして平穏無事にはストーリーが進まない。我々を幻惑の世界に導く。
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謎の女性ジュリアとの記憶を取り戻すために、エンパイアステートビルに向かう。すでに廃墟になっていた。
その昔、例のオープンエアの展望台から2人はバッテリーパーク側の景色を楽しんだことがあったのだ。
映像では911で崩壊したビルの跡に、新しいビルが建っているような光景になっている。
そこで気づいた。
そうか!
ついこの間映画の宣伝にトムクルーズが来日して、タモリの「笑っていいとも」に出たことがあった。
2人でトークをした後で、会場百人に対して恒例の質問をする。
そこでのトムからの質問は
「この中でエンパイアステートビルの展望台に上ったことある人は?」
トムクルーズは「10人」としたら、電光掲示板が示す数字はなんと「10人」
おっとこれはビックリだ。通訳として隣にいた戸田奈津子さんと一緒にストラップもらっていた。
うれしそうだったなあ。そのあと会場の女性に握手しまくっていた。さすが千両役者だ。
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そういうことだったのね。エンパイアステートビルの質問がでるのは。
自分自身も子供の頃からの憧れで、初めて行った時の感激は忘れない。
今はなき貿易センタービルをバックにした写真は自分のお宝だ。
先ほどのコテージではもう一曲流れる。プロコルハイムの「青い影」だ。
またまたアナログな曲だ。
これには思い出がある。最初小学生の低学年に、お兄さんがいる同級生に教わった。
ビートルズを教えてくれた友人でもある。でも小学生の自分には全然良く思えなかった。
そして月日がたち高校生になった。当時ディスコではダンスの途中でチークタイムがあった。
70年代半ば過ぎにはつのだひろ「メリージェーン」、スタイリスティックス「誓い」と並んで
「青い影」がチーク時によく流れていた。
最初よく思えなかったこの曲も何度も聴くうちに気に入ってきた。
そして今回だ。
あえて緑あふれるコテージと昔の曲をミックスさせるところが気に入った。
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すっかり脱線したが、ミッションインポッシブルばりのアクションもありそれなりに楽しめた映画だった。
最後は「何でいるの??どういうことなのかな?」という感じだったけど