映画とライフデザイン

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映画「フィッシュマンの涙」 

2017-01-22 20:28:02 | 映画(韓国映画)
映画「フィッシュマンの涙」を映画館で見てきました。


韓国のコメディ映画である。変身願望はだれにもあり、突然若返ったりする映画であれば気分よく見れるが、これはどぎつい。なんと魚に変身してしまうのだ。CGたっぷりのスリラーよりも昭和40年代前半の「忍者ハットリクン」や「ブースカ」のようなタッチの魚君だ。なんと8キロのマスクをして演じているという演技者に思わず感心してしまう。

今も大統領の汚職問題で韓国国内は異様にドタバタしているようだ。この映画に流れるのもそれと似たようなギスギスした欲の塊のような韓国的匂いを感じる。

テレビ局の記者を目指しているサンウォン(イ・チョニ)は、就職面接官の部長から仕事ぶりを見たいという理由で、最近ネットを賑わせている事件を極秘取材することになった。 「恋人が魚の姿になってしまった」と投稿していた女性ジンは、ネットが炎上していてもメゲない強靭なメンタルを持ち、あの日の出来事をサンウォンに語り始める──。


どこにでもいるごく平凡なフリーター青年パク・グ(イ・グァンス)は、新薬を飲んで寝ているだけで30万ウォンの謝礼が出るというカンミ製薬会社の臨床実験に参加。ところが翌朝、謎の副作用で「魚人間」に突然変異してしまう。

臨床実験の責任者だったピョン博士は「体内でタンパク質を無限に供給し、食糧難を解決する実験をおこなっていた」と弁明するが、製薬会社の非道な実態を知った国民の怒りは爆発。


その一方で、魚人間パクを通して明らかになる若年層の過酷な現実にも注目が集まり、就職難で困窮する若者たちのヒーローとなったパクは、社会に対して不満や不信を募らせる多くの人々の象徴と化し、追っかけファンの出現やグッズ発売などの爆発的シンドロームを次々と巻き起こしていく。だが実は、パクの体はますます魚化が進行し、もはや数分おきに大量の水分を補給しないと身がもたない状態に陥っていた…。

一夜限りの関係を持った女友達ジン、熱血漢の新米テレビ局記者サンウォン、息子の為に賠償金獲得を狙う父親、人権派弁護士たちは、それぞれの事情を背負いながらも私欲にまみれた製薬会社に対して真実を明るみに出すべく動き出すのだった――。 (作品情報より)

まあ普通の映画だけど、最後に向けてだけエレジー的な感じがしていいんだよなあ。
「およげタイやきくん」の歌詞を連想し、思わずジーンとしてしまう場面もあり、最後まで目が離せない。
コメント
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