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映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「エイスグレード」 エルシー・フィッシャー

2020-05-03 09:17:30 | 映画(洋画:2019年以降主演女性)
映画「エイスグレード」は2019年公開のアメリカ映画


エイスグレードとは8年生の意味である。アメリカでは中学3年生という言い方はしないようだ。小学校5年、中学3年でちょうど8年生、日本でいえば中学2年生である。性に目覚めた思春期真っ盛りの世代である。クラスではいけてない女の子が自分改革を図ろうとする姿を描く。宣伝文句では各種賞の候補にも挙がりかなり好評ということで映画館にいくつもりが結局いけず、DVDでみた。評判ほどではないなあと思ったが、シングルファザーの父親のやさしさに共感してプラス1点

中学校生活の最後の一週間を迎えたケイラ(エルシー・フィッシャー)は、「学年で最も無口な子」に選ばれてしまう。不器用な自分を変えようと、SNSを駆使してクラスメイト達と繋がろうとする彼女だったが、いくつもの壁が立ちはだかる。人気者のケネディは冷たいし、好きな男の子にもどうやってアプローチして良いか分からない。お節介ばかりしてくるパパはウザイし、待ち受ける高校生活も不安でいっぱいだ。中学卒業を前に、憧れの男子や、クラスで人気者の女子たちに近づこうと頑張るが…。(作品情報より)

1.チャーミングな主人公
日本でいうスクールカーストでは低い地位にいる女の子、ニキビ面でチャーミングだけどちょっと小太りでお腹がバストよりも目立つ。you tubeに自分の人生がよくなるようにと動画をアップしている。本当はみんなと仲良くしたいし、憧れの彼もいるけどうまく振る舞えない。

人気者のケネディのお母さんとケイラのお父さんが仲がよく、お母さんからケネディのバースデイパーティにこないかと誘われる。意地の悪い当のケネディはあまり乗り気ではないが、プレゼントを持ってパーティへ行く。プールのある大豪邸、そこで泳いでいるとケネディのいとこに声をかけられる。変わり者のようだ。


当日カードゲームをケネディにプレゼントするが、反応がない。あまりおもしろくない。それでもyou tubeの動画で語りかけるように自分なりの向上心を持って生きていこうとする。地元の高校の体験入学で先輩たちと知り合う。クラスメイトと違ってみんなやさしい。オリヴィアはケイラのことがお気に入りでかまってくれる。


でも、ある男子が車で送っていくときに後部座席に2人並んでよからぬことをしようとする。微妙な世代なのに主演のエルシー・フィッシャーよく頑張ったなあという印象。

2.シングルファーザー
何でシングルファ-ザーなのかは映画では語られない。別居中だったら母親に会う場面がありそうなものだが、それはない。死に別れなのかもしれない。そんな父親はやさしく娘を見守ってくれる。出かけるときも、友人のところへ行くときも車で送ってくれる。友達とうまくやっているのか心配で仕方がない。高校の体験入学で知り合った先輩たちと会うときにはこっそり遠くから眺めている。この父親をみて共感を覚えた。


この映画をみてみようとしたきっかけは、主人公がうちの娘のプロフィールにとよく似ていると思ったからだ。中学校の時は部活の仲間が仲良くさせてもらっていたが、高校は入学して、本人を入部に誘った部活の同僚の女の子とうまくいかない。この映画のケネディのようにいやな女だ。それを引きずって大学生活も友人は増えないまま終わってしまう。

就職してどうなるかと思ったら、やさしい先輩がいるので一緒に昼メシ食べてくれたり助かっている。最初先輩っていくつくらいなんだいと聞くと20代後半かな?といっていた。娘の世代は人の年齢ってわからないのであろう。人間ドックを受診しているというからもっと上だ。このくらい年が離れると大丈夫なんだろう。この映画の高校の体験入学での先輩のようだ。

いろいろ考えさせられることは多い。ただ、意外な結末、新鮮なアイディアがある映画というとそうではないなあ。
コメント
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