映画「告白(コンフェクション)」を映画館で観てきました。
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映画「告白(コンフェクション)」は、雪山の山小屋を舞台にしたサスペンス映画だ。生田斗真と、韓国のヤン・イクチュンのW主演で,監督は山下敦弘である。原作は「カイジ」の福本伸行とカワグチカイジのコンビ。映画と雪山サスペンスの相性は良い。古くは黒澤明が脚本に回った三船敏郎主演「銀嶺の果て」,井上靖原作「氷壁」,松本清張の「ある遭難」など名作ぞろいで、いずれも面白い。それなので、雪山を舞台にしたサスペンス系と知ると、すぐさま映画館に向かいたくなる。
雪山で遭難しかかっている2人がいる, 2人は大学の山岳部の同期で卒業して16年になる。元留学生だったジョン(ヤンイクチュン)がもう自分はダメだと思い,思わず16年前に2人の同期で山で遭難をしたさゆりのことを自分が殺したと浅井(生田斗真)に告白する。
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何とか九死に一生を得る頃吹雪が和らぎ、山小屋が見えてくる。2人はたどり着いて生き延びる。しばらくして,ジョンは人を殺した告白をしたことを後悔するようになる。2人の関係は徐々に悪化していき,気がつくと、疑心暗鬼の中ジョンが刃物を持って暴れ出す。
ホラーのようなテイストを持つサスペンススリラーである。
雪山サスペンスであっても,雪山自体を映すシーンは多くはない。ほとんどは山小屋の中のシーンである。実質的に室内劇である。だからといって閉塞感に満ち溢れているわけではない。舞台でこれを演じようとしても不可能であろう。強烈な暴力描写は山小屋の中の空間を隙間まで最大限に使い切る。
山下敦弘監督は観客を驚かせる場面をいくつも揃えて,ドキドキさせる。恥ずかしながら,思わず大きい声を出す場面が2回ほどあった。お互いに疑心暗鬼にとらわれる男の狂気がこの映画のテーマだ。室内劇に終始して、前哨のストーリーは短いので最近には珍しい73分の放映時間だ。
ヤンイクチュン自ら監督と主演を演じたキネマ旬報ベストテンで1位となった「息もできない」からはや14年となる。高利貸しの取立て屋を演じて強烈な暴力描写で我々を驚かせた。韓国のヤミ金融って怖いなあと感じた。ある時期から日本映画への出演も増える。「あゝ荒野」も良かった。ここではホラー映画のゴーストのように不死身でしつこく追ってくる気味の悪い役柄をうまくこなした。
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元留学生のヤンイクチュンは,殺したことを元同期が知ってしまったことを悔いている。もしかして誰かに話すのではないかと。生田斗真はそういった気配を感じて殺されるのではないかと逃げ回る。やがて将棋の駒がぶつかるかのように2人の間に格闘が生まれる。延々と山小屋の中でヤンイクチュンが常に追う。追っかけごっこは恐怖の波状攻撃のようにエスカレートする。その間、ハラハラドキドキする場面が続く。
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果たしてこの映画はどうやってクロージングするのだろうかと考え始めていく。自分の推理は途中で外れる。一旦外したと思った後に,作者はひねりを加える。そして最後の結末は意外な感じで終わっていく。なかなかよく考えて作ったストーリーだ。
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映画「告白(コンフェクション)」は、雪山の山小屋を舞台にしたサスペンス映画だ。生田斗真と、韓国のヤン・イクチュンのW主演で,監督は山下敦弘である。原作は「カイジ」の福本伸行とカワグチカイジのコンビ。映画と雪山サスペンスの相性は良い。古くは黒澤明が脚本に回った三船敏郎主演「銀嶺の果て」,井上靖原作「氷壁」,松本清張の「ある遭難」など名作ぞろいで、いずれも面白い。それなので、雪山を舞台にしたサスペンス系と知ると、すぐさま映画館に向かいたくなる。
雪山で遭難しかかっている2人がいる, 2人は大学の山岳部の同期で卒業して16年になる。元留学生だったジョン(ヤンイクチュン)がもう自分はダメだと思い,思わず16年前に2人の同期で山で遭難をしたさゆりのことを自分が殺したと浅井(生田斗真)に告白する。
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何とか九死に一生を得る頃吹雪が和らぎ、山小屋が見えてくる。2人はたどり着いて生き延びる。しばらくして,ジョンは人を殺した告白をしたことを後悔するようになる。2人の関係は徐々に悪化していき,気がつくと、疑心暗鬼の中ジョンが刃物を持って暴れ出す。
ホラーのようなテイストを持つサスペンススリラーである。
雪山サスペンスであっても,雪山自体を映すシーンは多くはない。ほとんどは山小屋の中のシーンである。実質的に室内劇である。だからといって閉塞感に満ち溢れているわけではない。舞台でこれを演じようとしても不可能であろう。強烈な暴力描写は山小屋の中の空間を隙間まで最大限に使い切る。
山下敦弘監督は観客を驚かせる場面をいくつも揃えて,ドキドキさせる。恥ずかしながら,思わず大きい声を出す場面が2回ほどあった。お互いに疑心暗鬼にとらわれる男の狂気がこの映画のテーマだ。室内劇に終始して、前哨のストーリーは短いので最近には珍しい73分の放映時間だ。
ヤンイクチュン自ら監督と主演を演じたキネマ旬報ベストテンで1位となった「息もできない」からはや14年となる。高利貸しの取立て屋を演じて強烈な暴力描写で我々を驚かせた。韓国のヤミ金融って怖いなあと感じた。ある時期から日本映画への出演も増える。「あゝ荒野」も良かった。ここではホラー映画のゴーストのように不死身でしつこく追ってくる気味の悪い役柄をうまくこなした。
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果たしてこの映画はどうやってクロージングするのだろうかと考え始めていく。自分の推理は途中で外れる。一旦外したと思った後に,作者はひねりを加える。そして最後の結末は意外な感じで終わっていく。なかなかよく考えて作ったストーリーだ。