映画「正体」を映画館を年末観てきました。
映画「正体」は染井為人の原作ミステリーを藤井道人監督が横浜流星主演で映画化した作品だ。ずいぶん前から予告編が何度も流れていた。変装しながら逃げ回る横浜流星を見て、外人女性殺しの市◯容疑者を連想した。極悪犯罪人なんだろうというイメージだった。なんかイマイチのれないなあと感じて公開後観ていなかった。
ところが、年末になり年間ベストをピックアップすると藤井道人監督の「青春18×2」が今年の日本映画でもっとも自分の肌に合う作品だと改めて思った。藤井道人の近作「正体」を敬遠していたのは片手落ちだと感じた。まだロードショー中の「正体」を観る気になる。結果的には正解だった。予告編のイメージと違った。
日本中を震撼させた凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。
又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。彼の正体とは?そして顔を変えながら日本を縦断する鏑木の【真の目的】とは。その真相が明らかになったとき、信じる想いに心震える。(作品情報 引用)
横浜流星が出ずっぱりの上質なエンタメ作品である。
年末何気に紅白歌合戦を見ていたら審査員席に横浜流星がいるではないか。いよいよ映画での活躍が認められてきたのかなと思ったら、今年の大河ドラマの主役のようだ。あと審査員席には河合優実もいるし、司会の伊藤沙莉のハスキー声も聞けて映画で顔なじみの連中を見れてうれしくなった。出演リストには知らない歌手だらけで見るのをやめるつもりなのに意外に良かった。
いきなり主人公は刑務所内で自傷の大けがをして救急車で運ばれる。搬送途中でクルマから脱走する主人公を映す。死刑囚の脱走で世間では大騒ぎだ。捕まえようと懸賞金まででる。その後粗悪な労働環境の工事現場に長髪の浮浪者風に変装したままいたり、見つかりそうになった後はフリーのライターになって編集者の吉岡里帆と知り合う。
予告編で吉岡里帆が出ていて、犯罪を犯す前に知り合っていたのかと思ったら違う。ライターとして期限も守りまじめな主人公がネットカフェ暮らしとわかって助けてあげるのだ。脱走して逃亡中の死刑囚と途中で気づき、本人に確かめると自分はやっていないと主張する。途中から冤罪の物語だとわかっていく。
実はツッコミどころはたくさんある。逃亡中工事現場に入り込むとはあり得るとしても、ライターになったり、その専属契約を結んだり、介護施設の職員になったりすることってあり得るのかな?と思ったりすることだらけだ。最後の人質捕物帳も大げさだ。それでも観れてしまうのは吉岡里帆の力だろう。ちょうど美貌の極みの年頃なのだろう。ここでの吉岡里帆が「ハケンアニメ」などと同様魅力的だ。ただ、役柄上弁護士の父親が痴漢の冤罪を受けているという話をひっかけるのは余計な感じがした。前作「まる」での搾取反対と叫ぶ左翼女やらされてまいったという感じだっただけに今度はよりよく見える。
大阪や長野など方々に移り変わってロケ地は多い。それらの映像を藤井道人監督が巧みに2時間にまとめた印象を受けるし、今回は主人公を追う警察官の役柄の山田孝之にも安定感があった。「孤独のグルメ」松重豊は山田孝之の上司の警察大幹部役でイヤな奴の設定、年末TV東京でひたすら映っていた。
映画「正体」は染井為人の原作ミステリーを藤井道人監督が横浜流星主演で映画化した作品だ。ずいぶん前から予告編が何度も流れていた。変装しながら逃げ回る横浜流星を見て、外人女性殺しの市◯容疑者を連想した。極悪犯罪人なんだろうというイメージだった。なんかイマイチのれないなあと感じて公開後観ていなかった。
ところが、年末になり年間ベストをピックアップすると藤井道人監督の「青春18×2」が今年の日本映画でもっとも自分の肌に合う作品だと改めて思った。藤井道人の近作「正体」を敬遠していたのは片手落ちだと感じた。まだロードショー中の「正体」を観る気になる。結果的には正解だった。予告編のイメージと違った。
日本中を震撼させた凶悪な殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木(横浜流星)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。
又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す343日間。彼の正体とは?そして顔を変えながら日本を縦断する鏑木の【真の目的】とは。その真相が明らかになったとき、信じる想いに心震える。(作品情報 引用)
横浜流星が出ずっぱりの上質なエンタメ作品である。
年末何気に紅白歌合戦を見ていたら審査員席に横浜流星がいるではないか。いよいよ映画での活躍が認められてきたのかなと思ったら、今年の大河ドラマの主役のようだ。あと審査員席には河合優実もいるし、司会の伊藤沙莉のハスキー声も聞けて映画で顔なじみの連中を見れてうれしくなった。出演リストには知らない歌手だらけで見るのをやめるつもりなのに意外に良かった。
いきなり主人公は刑務所内で自傷の大けがをして救急車で運ばれる。搬送途中でクルマから脱走する主人公を映す。死刑囚の脱走で世間では大騒ぎだ。捕まえようと懸賞金まででる。その後粗悪な労働環境の工事現場に長髪の浮浪者風に変装したままいたり、見つかりそうになった後はフリーのライターになって編集者の吉岡里帆と知り合う。
予告編で吉岡里帆が出ていて、犯罪を犯す前に知り合っていたのかと思ったら違う。ライターとして期限も守りまじめな主人公がネットカフェ暮らしとわかって助けてあげるのだ。脱走して逃亡中の死刑囚と途中で気づき、本人に確かめると自分はやっていないと主張する。途中から冤罪の物語だとわかっていく。
実はツッコミどころはたくさんある。逃亡中工事現場に入り込むとはあり得るとしても、ライターになったり、その専属契約を結んだり、介護施設の職員になったりすることってあり得るのかな?と思ったりすることだらけだ。最後の人質捕物帳も大げさだ。それでも観れてしまうのは吉岡里帆の力だろう。ちょうど美貌の極みの年頃なのだろう。ここでの吉岡里帆が「ハケンアニメ」などと同様魅力的だ。ただ、役柄上弁護士の父親が痴漢の冤罪を受けているという話をひっかけるのは余計な感じがした。前作「まる」での搾取反対と叫ぶ左翼女やらされてまいったという感じだっただけに今度はよりよく見える。
大阪や長野など方々に移り変わってロケ地は多い。それらの映像を藤井道人監督が巧みに2時間にまとめた印象を受けるし、今回は主人公を追う警察官の役柄の山田孝之にも安定感があった。「孤独のグルメ」松重豊は山田孝之の上司の警察大幹部役でイヤな奴の設定、年末TV東京でひたすら映っていた。