映画とライフデザイン

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映画「#スージー・サーチ」

2024-08-13 20:14:39 | 映画(洋画 2022年以降主演女性)
映画「#スージーサーチ」を映画館で観てきました。


映画「#スージー・サーチ」ポッドキャストの配信をしているアメリカの女子大学生が主人公。未解決事件の推理が好きな女の子カーシークレモンズが演じる。ポップなアメリカンイメージの背景で現代っぽい展開を予告編で感じて選択する。自分はポッドキャストには縁がない方だ。ネットを駆使して謎解きをするイメージを持って観たが予想と違う展開に驚く

孤独な大学生のスージー(カーシークレモンズ)はポッドキャストで未解決事件の配信を続けるものの、中々フォロワーの増えない日々を送っていた。そんなある日、保安官事務所でのインターン中に、インフルエンサーとして絶大な人気を誇る同級生のジェシーが、行方不明になっていることを知る。

ジェシー失踪後1週間経ったころ、独自の調査でスージーは、ポッドキャストの配信中にジェシーを発見する。番組は大きな反響を呼び、一躍脚光を浴びる存在になる。一体スージーはどうやって居場所を見つけたのか?!バズるごとに熱気を帯びる期待と注目。そして誰もが羨む名声を手に入れたスージー。未だ捕まらぬ犯人を追い配信を続ける中、事態は思わぬ方向に転がっていく(作品情報引用)


結果的に自分にはあわない展開だった。
現代ポップ調の映像は悪くない。その映像に合わせて流れる音楽もピッタリあっている。ムードはいい感じだ。スージーは幼児の頃から母親からミステリーの読み聞かせを受けて育っている。ストーリーを少し読んだだけで犯人を当ててしまう能力を持っている。それがスージーにとっての取り柄だ。世間の未解決事件には関心を持っていて、ポッドキャストで次々と自分の推理を発信する。でもイイネがもらえない。ネット上で自己承認がされないストレスを持つ。


そのストレスのせいでよからぬことを考えるのだ。同居する母親は要介護で金がかかる。バイトをいくつもやっているが、それでは足りない。ポッドキャストによる反響でカネを稼ごうと考える。結局は単なる自己顕示欲の強い女子学生の物語に過ぎない。映画の宣伝部門は主人公の無謀な企みをうまく隠したものだ。

ただ、それだけではすまない。危ない世界に陥っていくのだ。もっとやりようがあるのにと思っても、フィクションの世界だ。ツッコミどころ満載の映画だ。なんでそうなるの?と思うことばかり。映画を観ていて、パトリシアハイスミス原作アランドロン「太陽がいっぱい」を連想してしまった。きっと何かバチを受けるだろうと思いつつ最終場面を迎える。たまにはハズレもあるだろう。

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