楽しいクリスマスが近づきました。家族で食卓を囲んで何時もより豪華な夕食をします。シャンパンを抜きます。ケーキも切ります。あるいはレストランで美味しいものを食べるのも良いものです。プレゼントの交換もあるでしょう。
そして24日や25日には近所の教会へ気軽に行ってみましょう。この2日はどの教会でも一般の人々を歓迎します。
私の住んでいる小金井市では宗派の違う11の教会が共同して一般の人々のへの案内ポスターを作ります。それを今朝の新聞の折り込みとして、各家庭に配布しました。全国、何処でもクリスマスの24日と25日は2回、3回とミサや礼拝を行います。
例えばカトリック小金井教会では24日は17時、19時、21時と3回あります。
25日は6:30時と14時と2回ミサがあります。
他の教会も2回、3回とクリスマス礼拝があります。その時間は教会の案内板に出ています。
ご自分とご家族の都合の良い時間に参加できます。クリスマスの歌を唄って楽しんでください。
教会にはクリスマスツリーもありますし、イエス様が馬小屋で生まれた様子を示す楽しい飾りもあります。
教会に行くと信者たちは穏やかになって初めての人々へも親切にします。
イエス様の教えの「汝の隣人を愛せ」を実行しようとするのです。
この言葉の意味はあなたの隣にいる夫や妻や子供を愛せという意味もあるでしょう。しかし私は、あなたの隣にいる宗教の違う人も愛せという意味も含んでいると思います。これこそが世界の平和にとって大変重要な教えと思います。
一家そろって楽しいクリスマスを過ごしますようにお祈りいたします。
尚、下はカトリック東京大司教区の教会の24日、25日、1月1日のミサの時間です。
教会名
12月24日
12月25日
1月1日
住所
電話
赤堤
20:00
10:00
11:00
156-0044
世田谷区赤堤3-20-1
03-3321-0019
赤羽
17:00
7:00 / 9:00 / 18:00
31日 6:30 / 23:30(ロザリオ、引き続き24:00よりミサ)
115-0045
北区赤羽2-1-12
03-3901-2902
1日 10:00
秋津
23日 9:30(全生園)
10:00 /
14:00(聖家族ホーム)
31日 19:00
204-0024
清瀬市梅園3-14-18
042-491-2781
24日 16:00 / 19:00
1日 11:00
あきる野
19:30
----
0:00
190-0142
あきる野市伊奈1
042-596-1261
浅草
19:00
7:00 / 10:00
0:00 / 12:00
111-0053
台東区浅草橋5-20-5
03-3851-4009
麻布
19:00 / 21:30
7:00 / 9:30
9:30
106-0031
港区西麻布3-21-6
03-3408-1500
足立
20:00
10:00
31日 11:40(聖体賛美式)
123-0872
足立区江北3-40-27
03-3897-8356
1日 0:00 / 11:00
泉町
20:00
----
----
193-0814
八王子市泉町1287
0426-25-5165
板橋
19:00
0:00 / 10:00
0:00 / 10:00
173-0034
板橋区幸町8-6
03-3955-5470
上野
19:00(クリスマスキャロル) / 19:30(日中両語)
10:00
10:00
110-0004
台東区下谷1-5-9
03-3844-4477
梅田
20:00(日英 両語、前半英語・後半日本語)
----
31日 19:00(英)
123-0851
足立区梅田7-19-22
03-3880-4718
1日 0:00 / 11:00
青梅
18:30
10:00
10:00
198-0041
青梅市勝沼1-197
0428-22-4895
大島
18:00
10:00
----
100-0101
大島町元町馬の背251
03-3943-2301
大森
18:00 / 20:00
9:30
9:30
143-0016
大田区大森北2-5-11
03-3761-5047
荻窪
18:45(キャンドルサービス、引き続き19:00よりミサ)
(写真の出典は、 holoholomakani.blog63.fc2.com です。)
12月1日から待降節になりクリスマスの季節になりましたので、キリスト教のことをあれこれ書いてみたいと思います。
今日は日本にあるキリスト教に関することです。
日本へ輸入されたキリスト教の宗派は、カトリリック、ロシア正教、英国聖公会、プロテスタント諸教会の4つに分類されます。
カトリックは1549年、ザビエルの訪日以来、スペイン、ポルトガルから伝承されました。
ロシア正教は幕末にニコライによってロシアから伝わりました。
英国聖公会、プロテスタント諸教会は明治維新後に日本へやって来たのです。
特にプロテスタント諸宗派は第二次大戦後のアメリカ軍の占領期間中に勢いを増しました。
このようにキリスト教の諸宗派は日本へ伝えた国々が違う上に、伝承された時代も違うのです。
ですから教義も教会組織も違います。
その違いを以下において簡明に書いてみます。
大きな違いは16世紀のルターの宗教改革で生まれたプロテスタント諸宗派か、あるいは古い宗派かの違いです。
カトリックとロシア正教、英国聖公会は古い宗派です。
古いと言えば特にロシア正教が一番古いのです。
ヨーロッパのカトリックも、それから分離したイギリスの聖公会も宗教改革の起きたドイツやスイスに近かったので大きな影響を受け、随分と革新されたのです。
ロシア正教の古い感じは、東京、神田にあるニコライ堂の礼拝に参加してみると歴然とします。礼拝の儀式は日曜日毎に、3時間も続くのです。神秘的な歌の連続と祈りの繰り返しです。雰囲気が暗いのです。ロシア文学の暗さと通じ合っているようです。
他の日本にある宗派の礼拝やミサは1時間だけです。明るい楽しい雰囲気です。
古い宗派と新しいプロテスタント諸宗派の違いは簡単です。
古い宗派ではマリア様を大切にします。ミサでは必ず毎回、イエス様の体と言って神父が信者一人一人へパンを与えます。聖霊を信じ、体の復活を信じています。
一方、新しいプロテスタント諸宗派では神秘的な儀礼を廃して、福音書に書いてある隣人愛や平和な世界を強調します。近代合理主義的な教義の部分を強調します。
極端に言ってしまえば古い宗派は土俗的であり、プロテスタント宗派は近代的な感じがします。
余談ながら、私は古い考えを持ったなんとなく土俗的なカトリックが好きで信者になりました。ヨーロッパの近代文明は何故かキリスト教にそぐわない感じがするのです。(アーミッシュの村に泊まった体験記 をご覧下さい。)
古い宗派とプロテスタント諸派の相違は教会組織と運営方法にもあります。
古い方の代表例のカトリックでは全世界のカトリック教会がローマ法王の直属組織になっています。
神父さんの給料も含めた一切の費用は最終的はバチカン法王庁が責任を持ちます。
これと対照的なのはプロテスタント諸宗派です。個々の教会の牧師さんの給料も含めて一切の費用は個々の教会に属した信者の寄付金だけで賄います。
日本にあるプロテスタントの教会は一応、「日本キリスト教団」に所属していますが、そこからは、ほとんど財政援助はありません。
日本へ入って來たロシア正教は、やがて日本正教会と名前も運営方法も変わりました。そしてニコライ堂も含めて現在日本にある正教会の聖職者の給料と一切の費用は日本正教会が責任を持っています。正教会ではグルジア正教会やアルメニア正教会のように、国別に正教会組織を作るのです。
新旧のキリスト教では聖職者になるための条件も異なります。
カトリックでは一生独身を通さなければ神父になれません。日本正教会では神父は結婚しても良いのです。プロテスタント諸派では牧師は結婚し、健全な家庭を持っています。
日本にあるカトリック、日本正教会、聖公会、プロテスタント諸宗派はこのように異なるのです。
しかしイエス様の教えを一番大切にするという点ではどれでも同じです。
明日から個々の宗派についてもう少し詳しく見て行きましょう。
それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
(写真の出典:http://www.c-music.jp/index.php/myspace/detail/i/5949753115/year/2012/month/10/day/21/bbsid/5241/)
=====参考資料================
楽しいクリスマスが近づきました。家族で食卓を囲んで何時もより豪華な夕食をします。シャンパンを抜きます。ケーキも切ります。あるいはレストランで美味しいものを食べるのも良いものです。プレゼントの交換もあるでしょう。
そして24日や25日には近所の教会へ気軽に行ってみましょう。この2日はどの教会でも一般の人々を歓迎します。
私の住んでいる小金井市では宗派の違う11の教会が共同して一般の人々のへの案内ポスターを作ります。それを今朝の新聞の折り込みとして、各家庭に配布しました。全国、何処でもクリスマスの24日と25日は2回、3回とミサや礼拝を行います。
例えばカトリック小金井教会では24日は17時、19時、21時と3回あります。
25日は6:30時と14時と2回ミサがあります。
他の教会も2回、3回とクリスマス礼拝があります。その時間は教会の案内板に出ています。
ご自分とご家族の都合の良い時間に参加できます。クリスマスの歌を唄って楽しんでください。
教会にはクリスマスツリーもありますし、イエス様が馬小屋で生まれた様子を示す楽しい飾りもあります。
教会に行くと信者たちは穏やかになって初めての人々へも親切にします。
イエス様の教えの「汝の隣人を愛せ」を実行しようとするのです。
この言葉の意味はあなたの隣にいる夫や妻や子供を愛せという意味もあるでしょう。しかし私は、あなたの隣にいる宗教の違う人も愛せという意味も含んでいると思います。これこそが世界の平和にとって大変重要な教えと思います。
一家そろって楽しいクリスマスを過ごしますようにお祈りいたします。
尚、下はカトリック東京大司教区の教会の24日、25日、1月1日のミサの時間です。
教会名 | 12月24日 |
12月25日 | 1月1日 | 住所 | 電話 |
赤堤 | 20:00 | 10:00 | 11:00 | 156-0044 世田谷区赤堤3-20-1 |
03-3321-0019 |
赤羽 | 17:00 | 7:00 / 9:00 / 18:00 | 31日 6:30 / 23:30(ロザリオ、引き続き24:00よりミサ) | 115-0045 北区赤羽2-1-12 |
03-3901-2902 |
1日 10:00 | |||||
秋津 | 23日 9:30(全生園) | 10:00 / 14:00(聖家族ホーム) |
31日 19:00 | 204-0024 清瀬市梅園3-14-18 |
042-491-2781 |
24日 16:00 / 19:00 | 1日 11:00 | ||||
あきる野 | 19:30 | ---- | 0:00 | 190-0142 あきる野市伊奈1 |
042-596-1261 |
浅草 | 19:00 | 7:00 / 10:00 | 0:00 / 12:00 | 111-0053 台東区浅草橋5-20-5 |
03-3851-4009 |
麻布 | 19:00 / 21:30 | 7:00 / 9:30 | 9:30 | 106-0031 港区西麻布3-21-6 |
03-3408-1500 |
足立 | 20:00 | 10:00 | 31日 11:40(聖体賛美式) | 123-0872 足立区江北3-40-27 |
03-3897-8356 |
1日 0:00 / 11:00 | |||||
泉町 | 20:00 | ---- | ---- | 193-0814 八王子市泉町1287 |
0426-25-5165 |
板橋 | 19:00 | 0:00 / 10:00 | 0:00 / 10:00 | 173-0034 板橋区幸町8-6 |
03-3955-5470 |
上野 | 19:00(クリスマスキャロル) / 19:30(日中両語) | 10:00 | 10:00 | 110-0004 台東区下谷1-5-9 |
03-3844-4477 |
梅田 | 20:00(日英 両語、前半英語・後半日本語) | ---- | 31日 19:00(英) | 123-0851 足立区梅田7-19-22 |
03-3880-4718 |
1日 0:00 / 11:00 | |||||
青梅 | 18:30 | 10:00 | 10:00 | 198-0041 青梅市勝沼1-197 |
0428-22-4895 |
大島 | 18:00 | 10:00 | ---- | 100-0101 大島町元町馬の背251 |
03-3943-2301 |
大森 | 18:00 / 20:00 | 9:30 | 9:30 | 143-0016 大田区大森北2-5-11 |
03-3761-5047 |
荻窪 | 18:45(キャンドルサービス、引き続き19:00よりミサ) |
(写真の出典は、 holoholomakani.blog63.fc2.com です。) 12月1日から待降節になりクリスマスの季節になりましたので、キリスト教のことをあれこれ書いてみたいと思います。 今日は日本にあるキリスト教に関することです。 日本へ輸入されたキリスト教の宗派は、カトリリック、ロシア正教、英国聖公会、プロテスタント諸教会の4つに分類されます。 カトリックは1549年、ザビエルの訪日以来、スペイン、ポルトガルから伝承されました。 ロシア正教は幕末にニコライによってロシアから伝わりました。 英国聖公会、プロテスタント諸教会は明治維新後に日本へやって来たのです。 特にプロテスタント諸宗派は第二次大戦後のアメリカ軍の占領期間中に勢いを増しました。 このようにキリスト教の諸宗派は日本へ伝えた国々が違う上に、伝承された時代も違うのです。 ですから教義も教会組織も違います。 その違いを以下において簡明に書いてみます。 大きな違いは16世紀のルターの宗教改革で生まれたプロテスタント諸宗派か、あるいは古い宗派かの違いです。 カトリックとロシア正教、英国聖公会は古い宗派です。 古いと言えば特にロシア正教が一番古いのです。 ヨーロッパのカトリックも、それから分離したイギリスの聖公会も宗教改革の起きたドイツやスイスに近かったので大きな影響を受け、随分と革新されたのです。 ロシア正教の古い感じは、東京、神田にあるニコライ堂の礼拝に参加してみると歴然とします。礼拝の儀式は日曜日毎に、3時間も続くのです。神秘的な歌の連続と祈りの繰り返しです。雰囲気が暗いのです。ロシア文学の暗さと通じ合っているようです。 他の日本にある宗派の礼拝やミサは1時間だけです。明るい楽しい雰囲気です。 古い宗派と新しいプロテスタント諸宗派の違いは簡単です。 古い宗派ではマリア様を大切にします。ミサでは必ず毎回、イエス様の体と言って神父が信者一人一人へパンを与えます。聖霊を信じ、体の復活を信じています。 一方、新しいプロテスタント諸宗派では神秘的な儀礼を廃して、福音書に書いてある隣人愛や平和な世界を強調します。近代合理主義的な教義の部分を強調します。 極端に言ってしまえば古い宗派は土俗的であり、プロテスタント宗派は近代的な感じがします。 余談ながら、私は古い考えを持ったなんとなく土俗的なカトリックが好きで信者になりました。ヨーロッパの近代文明は何故かキリスト教にそぐわない感じがするのです。(アーミッシュの村に泊まった体験記 をご覧下さい。) 古い宗派とプロテスタント諸派の相違は教会組織と運営方法にもあります。 古い方の代表例のカトリックでは全世界のカトリック教会がローマ法王の直属組織になっています。 神父さんの給料も含めた一切の費用は最終的はバチカン法王庁が責任を持ちます。 これと対照的なのはプロテスタント諸宗派です。個々の教会の牧師さんの給料も含めて一切の費用は個々の教会に属した信者の寄付金だけで賄います。 日本にあるプロテスタントの教会は一応、「日本キリスト教団」に所属していますが、そこからは、ほとんど財政援助はありません。 日本へ入って來たロシア正教は、やがて日本正教会と名前も運営方法も変わりました。そしてニコライ堂も含めて現在日本にある正教会の聖職者の給料と一切の費用は日本正教会が責任を持っています。正教会ではグルジア正教会やアルメニア正教会のように、国別に正教会組織を作るのです。 新旧のキリスト教では聖職者になるための条件も異なります。 カトリックでは一生独身を通さなければ神父になれません。日本正教会では神父は結婚しても良いのです。プロテスタント諸派では牧師は結婚し、健全な家庭を持っています。 日本にあるカトリック、日本正教会、聖公会、プロテスタント諸宗派はこのように異なるのです。 しかしイエス様の教えを一番大切にするという点ではどれでも同じです。 明日から個々の宗派についてもう少し詳しく見て行きましょう。 それはそれとして、 今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人) (写真の出典:http://www.c-music.jp/index.php/myspace/detail/i/5949753115/year/2012/month/10/day/21/bbsid/5241/) =====参考資料================ |