毎日私は考えています。この欄の駄文をご覧なる方々の気分がスッキリするような内容にしたい。心が楽しくなるような写真も掲載したい。そして少し考えるような問題も提起していきたい。
これがなかなか難しいものです。中途半端なものや失敗の連続です。今日も失敗を恐れず試みてみます。
まずこの季節の花としてロウバイと梅の花の写真をお送りします。ここ数年間に私どもが撮った数多くの写真から選びました。
もっともっと多数の写真が撮ってあります。「後藤和弘のブログ、ロウバイの花の写真」や「後藤和弘のブログ、梅の花の写真」のキーワードで検索するともっと多くの写真が楽しめます。しかし写真の多くは駄作で、お恥ずかしい写真が多いのです。
さて今日の少し考えて頂きたい問題にうつります。
ゴーンさんの罪とは何でしょうか? そして罰はなんでしょうか?
何故ゴーンさんを釈放すべきと主張する日本人がいないのでしょうか? ゴーンさんの人権はどうなっているのでしょうか?
罪と罰を法律論で議論するのではありません。日本人の伝統文化から考えて頂く問題なのです。法律論でなく文化評論なのです。
そこで日本の伝統文化から考えたゴーンさんの罪を2つ提起します。私の愚見です。
(1)日本の習慣を無視した非常識とも言える多額の個人報酬を19年間受け取っていた罪。
(2)日本の習慣を無視して日産の従業員を20000人情け容赦も無く馘にしたこと。
これら(1)と(2)は法律の上では合法的です。ゴーンさんは無罪です。
しかし日本社会では習慣法というものが厳然として存在しているのです。これは連綿と続く日本の伝統文化なのです。
この習慣法を19年間も無視して大幅に違反した場合はそれ相応の罰を受けなければなりません。
それではゴーンさんに与えられた罰とはなんでしょうか?
(1)40日以上の長期にわかる4畳半の独房に拘留したこと。
(2)日産のトップの会長を退任させられたこと。
これらの罰は正式の裁判で決定した刑罰ではありませんが、ゴーンさんにとっては同じように過酷な罰だったに違いありません。
この罰はまだまだ続きます。長期の裁判そのものも罰になるのです。
さてゴーンさんの人権はどうなっているのでしょうか?
皆さまでお考え頂けたらいろいろなご意見があるのではないでしょうか?
ゴーンさんはレバノン人として生まれブラジルで育ち、フランスでエリート教育を受けました。日本の伝統文化に対する理解が皆無だったに違いありません。彼の悲劇の原因は文化を無視して経済だけを考えたことにあったのです。欧米の文化のなかで経営者として育ったゴーンさんにとっては仕方の無いことだったのでしょう。
最後にイギリス人になってロンドンに住んでいる友人の石山 望さんから頂いたコメントを転載します。
「裏社会の小金井小次郎と俠客の世界」(2019年01月05日掲載記事)に対して頂いたコメントです。
・・・|
新年おめでとうございます。
日本は、よく見てみれば、みんながどこかで手をつないでいるような国ですね。
問答無用、男は黙って何とかビール、以心伝心、。
こういうのは、日本人ならば、すんなりわかることです。
したがって、ヤクザの標榜することも、私たちには、比較的、よく理解できます。
ただ、困るのは、それが、政治の世界にまで敷衍してしまっていることです。西洋流の民主主義がなかなか根付かないのも、ここらあたりに原因があるのではないでしょうか。
昔、自民党の橋本龍太郎氏が首相であった時、日本の女子学生が、「橋本さんが好き。あの人なら、何かやってくださりそうよ」と言っていたのを思い出します。
何か、雰囲気とか見た目の感じだけで、人を評価してしまうんです。「いい人だから、」とか。
昔、京都に、田中伊三次という、自民党の古狸的代議士がいました。
選挙があるごとに、”必ず”当選。何をしたのか知りませんが、見た所、まずヤクザの親分。
一国の体質というのは、簡単には変えられませんね。・・・
今回のゴーンさんの事件は上のような国で起きた事件です。法律ではなく文化論で考えるとスッキリ理解出来るのです。
すくなくとも私はスッキリ理解出来ました。ですから気分爽快です。健康な心で今日も過ごせそうです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
これがなかなか難しいものです。中途半端なものや失敗の連続です。今日も失敗を恐れず試みてみます。
まずこの季節の花としてロウバイと梅の花の写真をお送りします。ここ数年間に私どもが撮った数多くの写真から選びました。
もっともっと多数の写真が撮ってあります。「後藤和弘のブログ、ロウバイの花の写真」や「後藤和弘のブログ、梅の花の写真」のキーワードで検索するともっと多くの写真が楽しめます。しかし写真の多くは駄作で、お恥ずかしい写真が多いのです。
さて今日の少し考えて頂きたい問題にうつります。
ゴーンさんの罪とは何でしょうか? そして罰はなんでしょうか?
何故ゴーンさんを釈放すべきと主張する日本人がいないのでしょうか? ゴーンさんの人権はどうなっているのでしょうか?
罪と罰を法律論で議論するのではありません。日本人の伝統文化から考えて頂く問題なのです。法律論でなく文化評論なのです。
そこで日本の伝統文化から考えたゴーンさんの罪を2つ提起します。私の愚見です。
(1)日本の習慣を無視した非常識とも言える多額の個人報酬を19年間受け取っていた罪。
(2)日本の習慣を無視して日産の従業員を20000人情け容赦も無く馘にしたこと。
これら(1)と(2)は法律の上では合法的です。ゴーンさんは無罪です。
しかし日本社会では習慣法というものが厳然として存在しているのです。これは連綿と続く日本の伝統文化なのです。
この習慣法を19年間も無視して大幅に違反した場合はそれ相応の罰を受けなければなりません。
それではゴーンさんに与えられた罰とはなんでしょうか?
(1)40日以上の長期にわかる4畳半の独房に拘留したこと。
(2)日産のトップの会長を退任させられたこと。
これらの罰は正式の裁判で決定した刑罰ではありませんが、ゴーンさんにとっては同じように過酷な罰だったに違いありません。
この罰はまだまだ続きます。長期の裁判そのものも罰になるのです。
さてゴーンさんの人権はどうなっているのでしょうか?
皆さまでお考え頂けたらいろいろなご意見があるのではないでしょうか?
ゴーンさんはレバノン人として生まれブラジルで育ち、フランスでエリート教育を受けました。日本の伝統文化に対する理解が皆無だったに違いありません。彼の悲劇の原因は文化を無視して経済だけを考えたことにあったのです。欧米の文化のなかで経営者として育ったゴーンさんにとっては仕方の無いことだったのでしょう。
最後にイギリス人になってロンドンに住んでいる友人の石山 望さんから頂いたコメントを転載します。
「裏社会の小金井小次郎と俠客の世界」(2019年01月05日掲載記事)に対して頂いたコメントです。
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新年おめでとうございます。
日本は、よく見てみれば、みんながどこかで手をつないでいるような国ですね。
問答無用、男は黙って何とかビール、以心伝心、。
こういうのは、日本人ならば、すんなりわかることです。
したがって、ヤクザの標榜することも、私たちには、比較的、よく理解できます。
ただ、困るのは、それが、政治の世界にまで敷衍してしまっていることです。西洋流の民主主義がなかなか根付かないのも、ここらあたりに原因があるのではないでしょうか。
昔、自民党の橋本龍太郎氏が首相であった時、日本の女子学生が、「橋本さんが好き。あの人なら、何かやってくださりそうよ」と言っていたのを思い出します。
何か、雰囲気とか見た目の感じだけで、人を評価してしまうんです。「いい人だから、」とか。
昔、京都に、田中伊三次という、自民党の古狸的代議士がいました。
選挙があるごとに、”必ず”当選。何をしたのか知りませんが、見た所、まずヤクザの親分。
一国の体質というのは、簡単には変えられませんね。・・・
今回のゴーンさんの事件は上のような国で起きた事件です。法律ではなく文化論で考えるとスッキリ理解出来るのです。
すくなくとも私はスッキリ理解出来ました。ですから気分爽快です。健康な心で今日も過ごせそうです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)