後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

曾遊の地、三浦半島への小さな旅

2019年04月15日 | 日記・エッセイ・コラム
先週の土曜日に曾遊の地、三浦半島への小さな旅をしました。その折に撮ってきた写真をお送りします。
旅路は圏央道で茅ケ崎海岸に出て、海沿いに江の島、鎌倉と抜けて鐙摺港(葉山港)に寄り、そこから三浦半島の西海岸道路を走りました。森戸神社に車を停め、海と富士山の写真をゆっくり撮りました。
それから剣ケ崎を経て佐島付近で漁船や漁港の長閑な風景を写しました。
この時期の三浦半島はタブノキやクスノキや野生の椿類の新緑が匂うように美しいのです。海の写真だけでなく山の新緑の風景も写しました。
帰路は横須賀から横浜・横須賀高速道路に入り、狩場インターで第三京浜道路に乗り換えて帰って来ました。
写真はこの道順から離れ次の3つのテーマ順に掲載します。
(1)三浦半島の新緑、(2)佐島の漁港と漁船、(3)海辺から見た富士山.
それでは写真をお楽しみ下さい。

1番目の写真は佐島近辺の山の新緑の風景です。山桜と新緑のコントラストが美しかったです。

2番目の写真も佐島近辺の山の新緑の風景です。
関東地方の平野にはケヤキ、クヌギ、コナラ、カシワなどの樹木が生えていますが、三浦半島は違う樹木種で覆われています。その代表的な樹木がタブノキ類なのです。
常緑樹ですが春に新しい葉が出て古い葉が落葉します。
三浦半島の植生は武蔵野と全く違います。真鶴半島や伊豆半島と同じで、八丈島や神津島のような樹林になっています。
三浦半島はフィリピンプレートが隆起して、更に火山の溶岩が重なったような険しい山に覆われているのです、真鶴半島や伊豆半島と同じです。ですから三浦半島は武蔵野とは非常に違う異質の自然なのです。
わずか60Km位しか走っていないのに遠方の異質の世界へ旅をしたような気分になります。

3番目の写真は佐島から見下ろした漁港の風景です。のどかな風景です。
この風景は1962年、東京に住み始めてから何度も眺めて楽しんできました。
昔は港いっぱいに漁船が係留してあったのですが、年々その数が減って、この写真のようにまばらに漁船が係留されるようになりました。漁師が年老いて漁業を止めるからです。魚は冷凍技術の発達で外国から多量に輸入されるようになったのです。

4番目の写真は漁船の姿を探してやっと撮った写真です。漁から帰って来たようです。

5番目の写真は佐島のヨットのマリーナの陸置きのヨットの風景です。三浦半島は東京に近いためヨットのマリーナは相変わらず隆盛しています。このようなヨットのマリーナは油壺、小網代湾、葉山などにありいずれも溢れんばかりのヨットが陸置きされています。

6番目の写真は森戸神社から撮った富士山です。三浦半島の西の海岸道路を三崎に向かって走っていると車窓からこのような遠景の富士山が青い海の向こうに見えます。

7番目の写真は茅ヶ崎海岸から撮った富士山です。森戸神社から撮った富士山があまりにも小さいので茅ヶ崎海岸からの写真を追加しました。

さて写真で示したように三浦半島の風景は関東平野と非常に違うのです。房総半島とも違います。
それが三浦半島への旅の魅力なのです。食事のことは省略しましたが、洒落たレストランが葉山にも森戸にも佐島にも沢山あります。
是非お出掛けになっては如何でしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)