小金井の玉川上水の堤の山桜は江戸時代から有名でした。
毎年今頃になると小金井市のあちこちへ行き、桜の開花の様子を観察をします。
昨日の午後に開花状況を調べに行きました。そうしたら例年より早く咲き出しています。5分咲きの桜木もありました。
今日は一日中晴天のようです。小金井市のあちこちへ行き桜の写真を撮ることにしました。
ここには広重の小金井堤の桜の版画の写真と昨年の3月29日に撮った小金井公園の染井吉野の桜の写真をお送りします。
小金井桜は江戸時代の初期に、玉川上水完成後まもなくの約280年前に、上水の堤に山桜が植えられたのが始まりと言われています。
有名になったのは江戸後期に長谷川雪旦の「江戸名所花暦」や「江戸名所図会」、そして歌川広重の「武州小金井堤満花之図」や「小金井橋夕照」という版画が江戸で売り出されてからのようです。そのお陰で、桜見物が流行って、江戸、明治と見物客によって賑わうようになりました。
現在、堤の桜は車の排気ガスで勢いがなくなりましたが、小金井公園に植えた染井吉野が勢いよく咲いています。そして、他に山桜、深山桜などなどが咲いて行きます。
昨日見に行ったら少し咲き出していました。桜花の競演はまだです。でも今日は桜の写真を撮りに行きます。
小金井公園はJR中央線、武蔵小金井駅北口から花小金井や清瀬方面行きのバスに乗り、7分くらいで公園西口前の停留所で降りるのが便利です。歩いても20分くらいでしょうか。
広重の小金井堤の桜の版画野写真の出典は、http://www.ndl.go.jp/exhibit/50/html/wa33-5/wa33-5-005-l.html です。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)