後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「北海道への旅(3)夢幻の美しさをたたえる阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖」

2021年04月25日 | 写真
2012年9月に北海道の東部の湖を巡る旅をして来ました。川湯に3泊し阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖、風蓮湖、シラルトロ湖、塘路湖、達古武湖、網走湖、能取湖、そしてオンネトーの湖などの幻想的な美しさに魅了されました。今日はこれらの湖の写真をお送りします。家内が撮ったものです。

1番目の写真は阿寒湖です。阿寒湖は国の特別天然記念物の球状のマリモが生きている唯一の湖として有名です。
阿寒湖は摩周湖や屈斜路湖とともに美しい湖です。湖岸に大きな阿寒湖温泉街があり、春夏秋冬、一年を通じて多くの観光客を集めています。阿寒湖に行ったら、是非、観光船に乗り、沖にある チュウルイ島マリモ展示観察センターを訪問して下さい。

2番目の写真は屈斜路湖です。湖水の周りは原生林が取り囲んでいるので、観光客の入れる場所は和琴半島と、コタンアイヌ民俗資料館のある場所と、砂湯という場所しかありません。その湖岸に出るのに根気よく原生林の中の道を行かねねばなりません。湖岸に出ると屈斜路湖が静かに青い水を湛え、はるか沖に中島が横たわっています。
そして網走方面へ抜ける道の美幌峠に上ると頂上に「パノラマ展望台」があり、眼下に写真のように碧く輝く屈斜路湖の全景を楽しむことが出来ます。

3番目の写真は摩周湖です。カルデラの崖の上にある第三展望台から撮った写真です。摩周湖は、北海道弟子屈町にある湖。日本で最も透明度の高い湖です。急激に深くなっていることとその透明度から青以外の光の反射が少なく、よく晴れた日の湖面の色は「摩周ブルー」と呼ばれている。
約7000年前の巨大噴火によって生成された窪地に水がたまったカルデラ湖です。流入・流出河川がない閉鎖湖であり、周辺の降雨が土壌に浸透した後十分にろ過されて流入するため透明なのです。

4番目の写真は風蓮湖です。風蓮湖は白鳥の飛来地として有名です。そのせいで何故か素晴らしい湖という印象が心に焼き付いていました。しかし何も無い寂寥とした風景が広がっているだけです。東からの海風が強く湖面を波立せているだけです。白鳥の写真から勝手にロマンチックで華やかな風景を想像していた私の愚かさを独りで笑いながら印象深い写真を撮ろうと努力しました。

5番目の写真は能取湖(ノトロ湖)です。網走湖の北隣にあってオホーツク海へつながっている能取湖(ノトロ湖)は観光地ではありません。岸辺に立って沖を見やればただ広い海の水が静かな風波をたたえているだけです。
兎に角、うるさい観光地から逃れて、独り大自然の中に身を置くには丁度良い場所です。そして、しばし考え込ませる場所です。人間の小ささや、人生の一瞬の輝きがあまりにも儚いという実感に身が震えます。そして浩然たる気分になるのです。

6番目の写真はシラルトロ湖です。川湯から弟子屈町、標茶町と国道を南下すると広大なシラルトロ湖が右側に見えて来ます。シラルトロ湖を過ぎて、しばらく走ると今度は左側に「塘路湖入口」という看板があります。見落とさないで車を入れます。すると塘路湖があります。塘路湖から再び国道に上がり、さらに南下すると「達古武湖キャンプ場入口」という看板が右手に見えます。そこを入り、2km位行くと達古武湖が広がっています。

7番目の写真は網走湖です。網走湖は観光客が行かない湖です。大きなシジミだけが名物の地味な湖です。網走湖の湿地帯では水芭蕉の花が咲きます。国道から呼人半島の付け根の方向へ少し入った雑木林の下に広がる湿地帯に一面に咲いています。観光地でないので案内の看板も無く、近所の人だけが散歩する細い悪路が林に中に続いていました。

8番目の写真はオンネトーの紅葉です。
写真の出典は、https://photoin.exblog.jp/19121491/ です。北海道東部の阿寒摩周国立公園内にある周囲2.5kmの湖です。大自然に囲まれ、変化する湖面の色と共に神秘的な景色を見せてくれます。特に神秘的なのは波がないときに周りの景色が湖面に映りこむさまです。雌阿寒岳の噴火により螺湾川の流れが止められてできた湖です。十勝地区足寄町の東部にあり、阿寒湖からも車で約30分で訪れることができます。

今日は阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖、風蓮湖、シラルトロ湖、網走湖、能取湖、そしてオンネトーの湖の美しさを写真でご紹介いたしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「写真で見る少数民族(2)漢族だが宗教だけが違う回族」

2021年04月25日 | 写真
回族は漢族ですがイスラム教を信仰している人です。服装はイスラム教の伝統的なものを祭日に着ています。ですから中近東風の格好をした漢民族なのです。宗教だけが違うので回族と呼んでいます。北京に行くと街で白い帽子を被った男が多数歩いています。日本では考えられない異様な風景です。
人口は約900万人で、主に寧夏回族自治区に集中的に居住し、甘粛省、青海省、河南省、河北省、山東省、雲南省などの地域に規模は異なるが集中的に居住している区域があるそうです。
回族は広く分布し国各地に散在し、中国で分布地域の最も広い少数民族である。
回族の起源は、対外交易が盛んであった唐から元の時代に、中央アジアやインド洋を経由して渡ってきたアラブ系・ペルシア系の外来ムスリムが持って来たと言われている。
回族のコミュニティには普通、モスクがあり、聖者廟を有する場合もある。
言語は当然漢語を用いていますが、イスラムに関わる用語が混じっています。
姓名は漢族と同じですが、預言者ムハンマドの名から取った 「馬」 の姓が多く見られます。
回族は漢族などと雑居しながらもイスラムにのっとった生活を行い、漢族とは食習慣や冠婚葬祭などの習俗を大きく異にしています。この違いが回族の民族としてのアイデンティティの拠り所となっているのです。
彼等の写真を示します。









「写真で見る少数民族(1)中国、ベトナム、ラオスのミャオ族」

2021年04月25日 | 写真
ミャオ族の総人口は1100万人位です。居住地域は以下の通りです。
中国 900万人(2000年)
ベトナム 79万人(1999年)
ラオス 45万人(2005年)
アメリカ 17万人(2000年)
タイ王国の旗 タイ 15万人(2002年)
フランス 1.5万人
フランス領ギアナ 1500人
言語はミャオ諸語で宗教はシャーマニズム、仏教、キリスト教他です。
ミャオ族(中国語: 苗族) は、中国の国内に多く居住する民族集団で、同系統の言語を話す人々は、タイ、ミャンマー、ラオス、ベトナムなどの山岳地帯に住んでいます。自称はモン族と言います。中国に住む55の少数民族の一つです。
詳しくは、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A3%E3%82%AA%E6%97%8F をご覧下さい。
以下の通りの目次に従って説明されています。
目次
1 名称
2 歴史
2.1 明代から清代へ
2.2 中国国内のミャオ族
3 インドシナ半島におけるミャオ族の分布
3.1 ラオス
3.2 タイ
4 海外への移住
5 言語
6 民族分派
7 宗教と民俗
7.1 タイのミャオ族の精霊信仰
7.2 神話
8 食文化
9 人口
10 中国における自治地域
この資料にあるミャオ族の写真を示します。