春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

車様も人間様もドック入り

2017-06-28 16:31:00 | 恒例行事
乗る、乗らないに関わらず、時間が経てばやってくる「車検」である。
折しも、「車検」ではないが、人間ドックで、総点検を実施したばかりである。
加齢と共にすり切れた体に、どだい引っ掛かりのないことはあり得ない。
当人は痛い、苦しい、奇怪しいなんて体に反応がなくても、既に近代医学では見過ごさない、早期発見が健康造りの鍵を握る。
特に進行性のガンなどはかかったら、もうお終い、不幸と思って諦めることが、通例であったが、早期発見から対策することで、助かるケースもあり、不治の病では無くなった。
頭はもとより悪いが、呼吸器系、消化器系、心機能系、肝機能系と色々微に入り細に渡り全身くまなく診断、疑わしもの、怪しきものを徹底的に洗い出しであった。
使い古し、綻びだした部品は機械のように、交換すれば、良いが、人間の部品はだましだまし使い続けなればならのである。
案の定、胸部X線で、怪しき影ありで、見事にひっかかった。再度検査で、葬式の事前体験ではないが、ベットで横たわり、ドーム状のお棺に身を任せた。

やがて、体はドームに侵入、CTで断層撮影で、疑いかけられた腹黒い、部分はもとより、黒い部分が赤裸々に暴かれた。
同じ、お棺でもMRIは外周部から、ガンガンと思い切り、叩かれる、恐怖の地獄往きと違って、手を頭上に翳し、静かな事前成仏体験であった。
まあ、「吉」と出るか「凶」と出るか、判らないが、「日頃の悪事の祟りの結果から、輪廻天生の世界」どちらに転んでも、観念しておけよでも云うことであった。

<車検>
運転手のそんな不測事態に関わらず、車検は待ったなしであった。
殆ど乗っていない車体に運行維持とはいえ、出費は抑え、安上がりで車検が済めば良い。
人間ドックに非ず、今度は「車ドック」入りである。
車検前提でGSスタンドへ持ち込み、上から下から覗きこみ、目視と点検、更に診断器具を駆使し、車検、"合格"を前提に検査を行う。
被検査車両は整備コーナへ誘導され、所定位置で止められる。さ~いよいよ検査である。


床下にアングルがあり、スイッチ押下により、車体を載せたアングルが上に上がり、床面からほぼ等身大の高さの空中で停止する。
「オー空飛ぶ、マイカー」飛んで見たいな~


車両の下部からの世界を整備員のプロの目で、整備項目を丹念に確認していく。普段目にしない、車両底部の世界、このメカニズムがエンジンからの動力を車輪に伝え、走行する。
「へぼなドライバーに、路面近くで、支える縁の下」かな


◇バッテリーテスト
私情もなく、機械が即座にバッテリーの性能を判定する。

判定結果は機械で表示され「バッテリーテスト結果」が印字される。
結果は無情にも「要交換」であった。
<メッセージ>は
お客様のバッテリーは劣化しております。バッテリーの交換をおすすめします。
と、やさしい言葉に厳しい判定結果であった。
フローテイング出来ず、「乗らずとも上がりも早いバッテリー」座布団

◇タイヤ
車購入以来、一度、タイヤを履き替えたが、以来そのままである。
路面の接触部分は余り、走っていないこともあって、グリップの部分が余り磨耗していない。但し、タイヤの側面を良く見ると、ひび割れが散見できると指摘された。
一人では信用できないが、オートバックスでも、そんなことを言っていた。


◇点検完了
検査完了後、事務室でのやりとり

見積もりの提示があった。
自賠責保険料・重量税など法定費用は固定、整備基本料金を含め、総費用が100K円で心積もりしていたが、今回はバッテリー交換で25K円、タイヤ交換で76K円で併せて、総額200Kと、貧乏人にはとても高価な見積もりであった。
結局、今回はリスクを承知でタイヤ交換は後刻実施で諦め、車検をお願いした。
走行中のバースト、ハンドル取られ、激突。高速は控えよう。、

◇さ~て、どうする
巷間伝わる、高齢者による、暴走事故、高速の逆走などなど、死に繋がる悲惨な結果がメディアで記事が踊っている。
「未だ、大丈夫と言う、信念の持ちすぎ、ひとりよがり」
買い物カーに成り下がり、走行過少で、重く載しかかる維持費でも手離す勇気も未だ湧いてこない。

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