春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

最初で最後のグリーン車の旅

2012-08-29 11:37:00 | こんな鉄道もあるぞ~
先日、(2012年8月)長野新幹線に東京から上田まで乗ってみた。
通過地点の横川は既に廃線となっている。2年前にそこへ行き、乗って、歩いて、触って、見て鉄道の原点を確かめ、感動を呼んだ。
改めてそこを振り返って見る。
◇トロッコ列車

横川から軽井沢へ行く手を急峻な碓氷峠を歯車を使ったアブト式鉄道で急さかを克服した。
JR信越線の輸送路として、輸送量の増大、高速化に進化する長野新幹線に置き換わり、100年余りの使命を終え、廃止となった。
横川から軽井沢寄りの4.8㎞は軌道を外し整備し、トンネル・鉄橋をそのまま残し「アブトの道」として蘇った。
鉄道施設の整備工場、変電所、多数のトンネルの現風景をそのまま留め、「碓井峠鉄道文化村」として鉄チャン、鉄子さんの鉄道のメッカが此処に生れた。
「文化村駅」から「まるやま駅」を通り「とうげの湯駅」まで2.6㎞の道を、途中の「まるやま駅」での休みを除き、約20分でトロッコ列車はのんびり走る。先頭車両はオープンデッキ型展望スペースで訪れた4月は碓井峠の山間の風が吹き抜け、大変爽やかな乗り心地であった。

◇世界遺産登録を目指すめがね橋(碓氷第3橋梁)

アプトの道、全長4.8㎞を行くと碓氷線の18ある橋梁で最大の橋梁である「めがね橋」がある。長さ91m、高さ31mのレンガアーチ橋で国内最大の美しい橋である。
「めがね橋」は国指定重要文化財・日本近代化遺産第1号と登録されているが、更に世界遺産登録を目指している。


□長野新幹線で一っ飛び

今年の夏(2012年)奥能登のツアー旅行があり、前述の碓井峠を一っ飛び、東京駅から上田駅まで長野新幹線に初めて乗った。
車両の先端部は長く伸びた鴨のくちばしは、高速化にしのぎを削り、車体構造も航空機の世界に入った感じがする。
こうした高速化の努力により、旧信越本線の特急が、上野から上田まで、2時間27分であったが、長野新幹線では東京から上田まで1時間30分で、1時間の短縮が実現している。
都心から上田まであっと言う間に着いてしまった。
旧南多摩郡の我が家から東京駅までと同時間である。

◇快適な車内空間

初めて乗る、新幹線グリーン車両。座席は中央の通路挟んで横2列、縦方向にも広い空間を持ち、元より短い足では思い切り伸ばせる。
究極の座り心地を求め、背もたれを起こしたり、寝かしたり、繰り返す操作は、新しい物に出会い、はしゃぎ廻る子供のよう・・・「馬鹿だね~」
恒例の飛行機旅では狭い所に押し込まれ、折り重なるように乗せられ、窮屈な我慢の世界に慣らされたが、この広い空間と最高な座り心地は、輩のような貧乏人には全く無縁の特権階級世界であった。
冥土のみやげ、此れが、最初で最後のグリーン車の旅だろう

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2 コメント

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Unknown (まさねこ)
2012-08-31 08:12:43
いいですね。。。
釜飯。。。
あの釜は便利だ。
風邪を引いたり離乳食を作るとき
おかゆを作るのにもってこい!!

2~3年使うと見事にぱっくりと割れてしまうのですがどこからとなく仕入れまた使う。。。
と新婚当時から脈々と続けています。

もうそろそろ割れちゃいそうだから
また釜飯食べたいなぁ。。。。
鉄道のたびバンザーーーーイ♪
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Unknown (yuji)
2012-09-01 22:34:38
トロッコ列車で碓氷峠の一部をのんびり乗り。廃線跡の軌道を確かめながら、多数のトンネルと眼鏡橋までの折り返し、横川の車両基地に戻ってくる。
釜飯食べてたっぷり鉄ちゃんに、心酔。

碓氷峠越えの凄さを体感、でもそんな感傷もなく、今は新幹線で一ッ飛び。
早くて便利だけど、ゆったりした旅の良さ深さも、消してしまったようだ。
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