575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

蛍の夜並みのめをとでをはりそう  隈崎ろ仙

2006年06月03日 | Weblog

愚足さん夫妻の案内で相生緑地に蛍見物。深夜0時に集合。
あいにくの晴天続きのせいか、ヒメボタルはなかなか見つからない。
やっと10匹ほどが飛んでいる場所を発見。
しばし、時を忘れました。
こんな句を見つけました。
並みの、という言い方が良いですね。
その他にも蛍の句を。

 ゆるやかに着てひとと逢う蛍の夜       桂信子

 死なば死蛍(しぼたる)生きてゐしかば火の蛍 中村苑子

 夢一つかなへて蛍とびゆけり         ギュンター・クリンゲ

    

和泉式部の有名な歌

 もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれいづる魂かとぞみる

これも良いですね。

                 遅足

コメント (4)
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