575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

日本語の豊かさ   麗

2006年06月15日 | Weblog
日本語には物に応じてさまざまな数え方がありますね。
助数詞というものです。俳句は一句、短歌は一首というように
数のあとにどんなことばをつけるのか調べてみました。

面白かったのは手袋。
左右二枚で「一双」「一対」と数えるのですが、
なんと「一足」でも
いいとのこと。手につけるものなのに足とは意外でした。

また牛や馬など人間より大きな動物は「頭」で数えますが
これはまだ最近のこと。夏目漱石の時代には馬も一匹と数えられていたそうです。
では「頭」という数え方はどこから来たのかというと、なんと英語からでした。
英語では「10頭の牛」のことを、[ten head of cattle]と言うそうです。
そこから「頭」と訳して定着したそうです。

では現代のことばの数え方は?ケータイ「一台」ペットボトル「一本」。
でも中身がなく空になったものは「一個」だそうです。
今やウサギを一羽と数える方が変な感じがしますが助数詞の世界も時代とともに変化し奥が深そうです。
コメント (3)
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