575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「選は創作なり」だって          愚足      

2006年06月19日 | Weblog
 俳句上達の極意について飯田龍太氏は、その第一に「365日休まず一日一句書き留めるべし」と述べていました。
 ところが それだけでは不十分で、作った句の中から誰にも相談せず一句を選び出すことこそ大切であり、余程の思い切りがないと出来ない事だといっています。
 そして「選は創作なり」という虚子の言葉を引用し、自選の是非がその人の句の将来を決定するとまで言い、そうした厳しい姿勢がなければ永久に自分自身の句とはなるまいと結んでいます。

 当方は一日一句も夢なので、遠い世界の話なのですが、句会に出す句には少しばかり悩みます。
              
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蛍クイズ               愚

2006年06月19日 | Weblog
 蛍で苦労しています。
 さて下の句は、誰の蛍籠の蛍でしょうか? それぞれ芭蕉・蕪村・一茶の籠から逃げました。(ヒント 蛍は三匹ずつです。)

  ① 又一つ川を越せやととぶ蛍   一茶
  ② よど舟の棹の雫もほたる哉   蕪村
  ③ 蛍火の昼は消えつつ柱かな  芭蕉
  ④ 蕗の葉に引つつんでも蛍哉  一茶
  ⑤ 蛍火に殊にうれしき家居哉    蕪村
  ⑥ 昼見れば首筋赤きほたる哉   芭蕉
  ⑦ 舟引きの足にからまる蛍哉  一茶
  ⑧ さし汐に雨の細江のほたる哉   蕪村
  ⑨ 愚にくらく棘をつかむ蛍哉    芭蕉
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