575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

芭蕉庵桔梗の花は喰われけり  遅足

2006年06月20日 | Weblog
先日、京都の北、一乗寺にある金福寺を訪ねました。
蕪村のお墓があるとのことでしたので。

最初に目に入ったのが芭蕉庵でした。
説明によると、芭蕉は、この寺の鉄舟和尚と親交があり、
しばしば訪れており、芭蕉庵という庵もあったそうです。
その後、荒廃していた庵を再興したのが与謝蕪村。
蕪村は、ここで一門の句会を開いていたそうです。
(写真は再興された芭蕉庵です。)

金福寺での芭蕉の句

  憂き我をさびしがらせよ閑古鳥

蕪村の句

  我も死して碑に辺(ほとり)せむ枯尾花

この句の通り、芭蕉庵の裏には蕪村のお墓がありました。

高浜虚子も訪れて一句

  徂(ゆ)く春や京を一目の墓どころ


さて私の句ですが、何者かが庭の桔梗の花を食べてしまったそうです。
犯人は?


コメント (2)
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