575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

楽しむ   麗

2006年06月08日 | Weblog
1936年に行われたベルリンオリンピックで
水泳200メートル平泳ぎの実況でアナウンサーは「前畑がんばれ!」
「がんばれ!」となんと23回も「がんばれ!」と叫んだそうです。
今でも人を励ます時「がんばってね」と気軽に言いますが
この「頑張る」という言葉は1901年まで国立国語研究所のデータベースには
ないそうです。
つまり日清・日露戦争をきっかけに大正時代に入ってから頻繁に使われるようになった流行語だそうです。(「心を鍛える言葉」白石豊著より)
およそ100年の間日本人を支えた「頑張る」という精神。
先日遅足さんからも「楽しむ」ことを大切に生きていくというお話を聞き
私も肩の力を抜いて楽しんで何事にも取り組めたらいいな~と思いました。

そういえば英語には頑張れという言葉はなく、マラソン選手に声をかけるときも
「エンジョイ!」とか「キープ・オン・ゴーイング(その調子)」というらしい。

楽しむというと何を悠長なと叱られる向きもありますが出来そうで出来ない楽しむということ。自然にやれたら素敵ですね。
コメント (4)
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