575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

流石、小椋佳。                 佳のファンの愚

2006年06月05日 | Weblog
 先日、NHK俳句で小椋佳をゲストに稲畑汀子先生が投稿句の添削をしていた。

    浅間山の大きく見えて麦の秋     (お題は「麦秋」)

 汀子・・・字余りですね「の」を取って定型にしましょう。山と麦を対比させたいですね。

 小椋・・この人がよく俳句をしてみえるかたなら、575はご存知でしょう。
    敢て6音にしてまでも「の」を入れたのは「浅間山の大きく見えて」と一気に読ませて、主役が山でなく「麦秋」であると強調したかったからだと思います。
                                                               
 汀子・・・添削の添削ですね。そうとも言えます。「の」を取れば、浅間山と麦秋
    が、同じ重さになりますから。

 さてさて、この添削の先生は、作者を素人と甘く見ていませんか?

               
コメント (2)
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