575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

原爆忌・・広島の俳人の句          愚足

2006年08月07日 | Weblog
昨年、第40回 平和祈念俳句大会、が8月7日(土)広島市中央公民館4階ホールにおいて開かれ時の作品で、応募人員124名(1人2句)の投句を得て、いつもながらの平和を希求する俳句愛好者の熱意が感じられたそうです。
 
 主な作品は、

 ○広島県知事賞
 廃線の枕木を踏む原爆忌・・・・松原 英明

 ○広島県議会議長賞
 祈る手のケロイド汗を弾きけり・・・・木村 年男

 ○広島市長賞
 「母さん」とだけ太く書き流灯す・・・・林   明

 ○広島俳句協会平和賞(Ⅰ)
 哭く蝉と一つになりし祷りかな・・・・大原 萩尾

 ○広島俳句協会平和賞(Ⅱ)
 喜雨しみる瓦礫の一つひとつかな・・・・長谷川明子

 ○中国新聞社賞
 合掌を解かぬ羅漢や蝉しぐれ・・・・中村 初枝
 知り人のめっきり減りて原爆忌・・・・信廣 高陽
 球場に半旗掲揚広島忌・・・・田中 恵子
 平服の父の遺影や終戦日・・・・森本 弘子
 八十路には八十路の日暮原爆忌・・・・内田 大正
 電車待つ人みな無口ヒロシマ忌・・・・寺田 記代
 川清く流れるばかりヒロシマ忌・・・・務中 昌己
 敗戦日明治の母は愚痴言はず・・・・重西あつ子

 ○広島市中央公民館長賞
 起きぬけの喉の渇きや原爆忌・・・・山口ひろ女

広島を中心とした俳人たちの熱い平和の想いを読み取りました。

              
コメント (3)
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