575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「で」と「に」

2006年08月20日 | Weblog

NHKの俳句番組を見ていたら、宇多喜代子さんが、
次の様な添削をしていました。

 現句  映像で見るふるさとの盆踊り

 添削後 映像に見るふるさとの盆踊


映像で、を、映像に。

これについては宇多さんは、「ひろがりが、あった方がいい」
と、説明していました。


盆踊り、を、盆踊。

これは説明はありませんでした。


ふたつとも、なるほどと思いましたが、
今ひとつ何が悪いのか?
納得するところまでいきませんでした。

どなたか教えて下さい。    遅足

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「俳句は写生」論の落とし穴  

2006年08月20日 | Weblog
「俳句は写生」
入門書の多くは、そう書いています。
しかし写生したことを、どう575の定型におさめていくのか?
これについては、余り親切には書いてありません。

私も入門書を何冊か読みました。
読んだ直後は、良い句がつくれそうに思うのですが・・・
実際には、全然です。
なぜでしょう?

入門書が悪いのか?
読者が力がないのか?

    

そのうちにある事に気づきました。
絵は鉛筆や絵の具で描きます。
俳句はなにで描くのか?

言葉です。

入門書は、言葉で写生するという
極めて単純明白なことに無頓着では?
という疑問がわいてきました。

入門書は熱心に解説しています。
しかし分かりにくい。
ここのところは理論的じゃないように思われます。
経験が書かれています。
それはそれで役に立つのですが、
どこかスッキリしないものが残ります。

何故なんでしょう?

                   遅足

写真は、庭で朝寝坊している蝶です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする