もう俳句を始めて10年余。先日、どうして始めたんですか?
と、問われました。とっさには返事が出来ませんでした。
そこで、昔を振り返ってみました。
50歳の頃 突然、秋風が身にしみました。ふっと、ああ、秋、なんだと。
中年から老年に入る頃。思秋期?
世の中、世間のことから、ふっと気持ちがそれた。
その時、思い出したのが・・・・
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
という和歌でした。その時は作者の名前も忘れていました。
体調が思わしくなく、妙に悲しく、さみしい。死ぬ時はひとり。
思えば、死んでいった人の方が圧倒的に数が多い。
そんな時に、俳句なら短い。自分でも作ることが出来るのじゃないか?
と思いつきました。
575と短いので、とにかく作ってみました。
作ってみると、気持ちがスッキリしたのです。
もやもやした心にあるカタチを与えたことによって、
一時的に、気が済んだようです。
しばらくすると、また飢えてくる。作る。
その繰り返し。・・・・
こころが風邪を引きかけていた。
そんな時に俳句に惹かれていった。
言葉に出来ないもやもやした感情。
これに俳句というカタチを与えることによって、
だんだん風邪から回復していったように思います。
写真は野鹿の滝。福井県名田庄にあります。
と、問われました。とっさには返事が出来ませんでした。
そこで、昔を振り返ってみました。
50歳の頃 突然、秋風が身にしみました。ふっと、ああ、秋、なんだと。
中年から老年に入る頃。思秋期?
世の中、世間のことから、ふっと気持ちがそれた。
その時、思い出したのが・・・・
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
という和歌でした。その時は作者の名前も忘れていました。
体調が思わしくなく、妙に悲しく、さみしい。死ぬ時はひとり。
思えば、死んでいった人の方が圧倒的に数が多い。
そんな時に、俳句なら短い。自分でも作ることが出来るのじゃないか?
と思いつきました。
575と短いので、とにかく作ってみました。
作ってみると、気持ちがスッキリしたのです。
もやもやした心にあるカタチを与えたことによって、
一時的に、気が済んだようです。
しばらくすると、また飢えてくる。作る。
その繰り返し。・・・・
こころが風邪を引きかけていた。
そんな時に俳句に惹かれていった。
言葉に出来ないもやもやした感情。
これに俳句というカタチを与えることによって、
だんだん風邪から回復していったように思います。
写真は野鹿の滝。福井県名田庄にあります。