575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

第九回俳句甲子園 決勝戦を判定してください。   愚足

2006年08月21日 | Weblog
 松山市青年会議所主催の全国俳句甲子園第九回大会が今年も開催されました。
 以下は決勝戦に、両校から提出された対戦句です。皆様ならどちらに軍配を上げるかお決めください。兼題は「生」

       愛媛県立松山東高校    VS   熊本信愛女学院高校

先鋒  転校の日に生き生きと夾竹桃    白地図を展げて生まるる新樹光

次峰  扇風機ぎしぎし母の生返事     不器用な生き方ですが鰯雲

中堅  水澄むや生命線の太きまま     生卵呑んで深まる祖父の秋

副将  シーソーに一人割れない落花生   生まれつき人見知りです姫胡桃

大将  クレマチス生放送の眉太く    草の絮まあるく生きていたりする

 ちなみにこの大会の最優秀句は愛媛県立宇和島東高校の本多秀光君の

  「宛先はゑのころぐさが知ってをる」 です。

                         
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青春俳句              愚足

2006年08月21日 | Weblog
 今年の高校野球は熱戦も多くなかなか面白い。
 水原秋桜子の句に
   「高校野球勝ち歌大暑はらひけり」
 というのがあります。

 青春はいいなあと思って今時の青春句を探してみました。
   「まっすぐな風を道場に入れて夏」   松尾駿介
   「バスケ部を引退する日や髪洗ふ」   千田彩英子
   「総立ちの応援席や草の花」      房安博美

 では私の青春句を
   「青嵐白きページのはらはらと」    愚 足

                 
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