575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

題詠は恋の句     遅足

2008年10月08日 | Weblog
今月の句会の題詠は「恋」。
恋、恋と思って、本を読んでいたら、
蕪村のこんな手紙を紹介する文章を見つけました。

65歳の蕪村が、自分より若い43歳の漢学者から、
遊郭通いを諌められたことに対する返事です。

  ごもっともの意見、小糸(京都の遊女)とは、
  これきりと致します。
  さりながら、求めて得た一句、
  ご批判をお願いします。

 妹がかきね三線草の花さきぬ

  この句、泥のなかに入って玉を拾った気持ちです。

漢学者のあなたも、固いことをいわずに、
恋のひとつもしたら?と軽くいなした感じですね。

恋を読むのなら恋をしなくては、
蕪村にそう言われたような気がしました。

ウーン・・・・

さて句会には、どんな句が出てくるのでしょうか?
楽しみです。








コメント (1)
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