575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

よその句会      遅足

2008年10月19日 | Weblog
よその句会では、どんな句が詠まれているのだろうか?
ちょっと気になって、亜子さんのご主人が参加されている
「あみの会」の様子をうかがってみました。

あみの会は、15年余の歴史を持つ句会で、
主宰を持たない点は、575の会と同じです。

いったい、どんな句が詠まれているのか?
独断で、私が好きな句を選んでみました。


 ただならぬ背後の気配狐花     斎藤 孝
 梨食めば改憲の音索々と      松ヶ崎敬子
 介護認定受けし人いて茗荷汁    宮崎玲子
 新涼やハンドルを切る曲り角    山下智恵子
 有りの実とわざわざ言ふて噛るなり 池谷凉子
 新涼や白い孔雀の陶壁画      伊藤益臣
 秋冷や小さくなりし夫の背な    高橋美貴子
 膨らみの今日咲くつもり桔梗かな  桜井京子


俳句を読む場合に、いくつかのポイントがあると思いますが、
最近、時代が詠めているのか?
ということが気になっています。

時代を詠むとことは、一人の人間として、どう生きているのか?
という力量にかかっていると思います。

斎藤孝さんは、亜子さんのご主人。
時代の空気に敏感です。

レベルの高い句ですね。私たちも頑張りましょう。





コメント
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