「俳句は難しい」「よく分らない」と敬遠していた私めに、これでもわかりませんか、というような句集が出たらしい。
残念なことに、本物の入手はかなわず、中日新聞の「俳句月評」で、ほんの抜書きを見ただけですが。
・ 麦踏むやメフィストフェレス背後より
・ 春昼の毬は羽化するかもしれぬ
・ 涅槃図に行方不明の父の居て
作者は富山市の高橋修宏。月評の筆者・宗田安正は”前句集「夷狄」も好評だったが、今回の第2句集「蜜楼」ではさらにその方法と詩世界を明確にしたようだ”と賛辞を送っています。
私めは、”前衛といえる景と心象を詠みながら、有季定型をきっちりと守り、揺るぎないところ”に惹かれたりしています。
・ 煉獄は菜の花明かりかもしれぬ
・ 尾の見えてすめらみことの更衣(ころもがえ)
・ 黒揚羽昼の厠に入りきらぬ
残念なことに、本物の入手はかなわず、中日新聞の「俳句月評」で、ほんの抜書きを見ただけですが。
・ 麦踏むやメフィストフェレス背後より
・ 春昼の毬は羽化するかもしれぬ
・ 涅槃図に行方不明の父の居て
作者は富山市の高橋修宏。月評の筆者・宗田安正は”前句集「夷狄」も好評だったが、今回の第2句集「蜜楼」ではさらにその方法と詩世界を明確にしたようだ”と賛辞を送っています。
私めは、”前衛といえる景と心象を詠みながら、有季定型をきっちりと守り、揺るぎないところ”に惹かれたりしています。
・ 煉獄は菜の花明かりかもしれぬ
・ 尾の見えてすめらみことの更衣(ころもがえ)
・ 黒揚羽昼の厠に入りきらぬ