先日、ひさしぶりに会社に顔を出したら
知人に句集をいただきました。
亡くなったお父さんの句集だそうです。
お父さんは、大正7年に名古屋で生まれ、
市役所に就職、その年から俳句を詠み始めたそうで、
俳号は、岡本ひろ路さん。
平成11年に亡くなられるまでに詠まれた句は16000に。
その中からおよそ1割弱を選び出した句集。
タイトルは「花鳥諷咏」。
私の生れるころから俳句を始められたことになります。
その昭和18年の句。
生涯を女医と言はれて木の葉髪
戦前にどんな女医さんなのかな?
デッサンのしっかりした句が多いですが、好きな句を少し。
娘のスキー転ぶと見えて転びけり
春愁や祝ぎ終えし服のまま
黴くさき辞書の最もなつかしく
一湾に一艇もなし稲光
鹿の眼に我が穢を見られたる心地
買うふつもりなき年の市何か買ふ
奥さんを詠った句。
雛運ぶ子供ごころとなりし妻
猫の句。
猫の子に少し重たや銀の鈴
いのちを見る目がやさしいですね。
私も一冊は自分の句集をつくりたいと思いました。
知人に句集をいただきました。
亡くなったお父さんの句集だそうです。
お父さんは、大正7年に名古屋で生まれ、
市役所に就職、その年から俳句を詠み始めたそうで、
俳号は、岡本ひろ路さん。
平成11年に亡くなられるまでに詠まれた句は16000に。
その中からおよそ1割弱を選び出した句集。
タイトルは「花鳥諷咏」。
私の生れるころから俳句を始められたことになります。
その昭和18年の句。
生涯を女医と言はれて木の葉髪
戦前にどんな女医さんなのかな?
デッサンのしっかりした句が多いですが、好きな句を少し。
娘のスキー転ぶと見えて転びけり
春愁や祝ぎ終えし服のまま
黴くさき辞書の最もなつかしく
一湾に一艇もなし稲光
鹿の眼に我が穢を見られたる心地
買うふつもりなき年の市何か買ふ
奥さんを詠った句。
雛運ぶ子供ごころとなりし妻
猫の句。
猫の子に少し重たや銀の鈴
いのちを見る目がやさしいですね。
私も一冊は自分の句集をつくりたいと思いました。