575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

誕生日        愚足

2009年05月04日 | Weblog
 六十も後半を過ぎると誕生日は知って知らぬふりで素通りさせたい。
 これが、八十を過ぎれば殊勝にも感謝の念で過ごすのかもしれない。

 今が一番小生意気な不良老人期である。

 さて「『誕生日』という言葉は季節を超越して人間個々の生に根ざしたキーワードである。だから誕生日をどうとらえるかは、人が自分の生をどう思っているかに直結する。」と夏石番矢が言って、次の句を挙げて色々述べている。

  誕生日飯食い始む星座の前      金子兜太
  誕生日靴の重たさだけがある     佐藤鬼房
  五月の海へ手垂れ足垂れ誕生日    西東三鬼
  雪嶺を遮二無二攀づる誕生日     赤尾兜子
  二階ひびきやすし桃咲く誕生日    寺山修司
  目には見えぬ落葉に充ちて誕生日   佐藤三保子

  夫もいて孫もいて初夏誕生日     ぐ    
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柿通信   角寿

2009年05月04日 | Weblog
角寿さんから写真とこんなコメントが届きました。

  メディアが騒ぎ、高速道路の通行料が、安売りとあって、
  社会は、ミツバチのように動き回っています。
  こんな時は、殻に閉じこもっているのが、私の主義です。
  柿のほうは、ぐんぐん生長。蕾も大きくなりだしています。

   今日は

写真、ありがとうございます。
私もこんな時はじっとしています。
といっても、また母が入院で、病院通いですが。
かわいらしい蕾ですね。
季節は着実に動いているんですね。
                 遅足





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