575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

もの忘れ忌忌しくも業平忌    朱露

2009年05月27日 | Weblog

  イケ面の在原業平五月二十八日没五十六。
  「水音のどこから夢の業平忌」寺井谷子。
  女流は憧れを詠むがジジイは面白くない。
  五七五に「忌」の字が三つある俳句ダゾ。
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5月句会の句が集まりました。   遅足

2009年05月27日 | Weblog
5月句会の題詠は「誕生日」です。

①薔薇あればよし誰も居ぬ誕生日  
②万緑の石段登る誕生日
③母曰く蟻群がった誕生日
④窓若葉感謝あらたに誕生日
⑤風鈴を鳴らして風の誕生日
⑥夏帽子妻颯爽と誕生日
⑦少年にまっすぐ帰る誕生日  
⑧新茶汲み脳の本読む誕生日  
⑨若葉裏青虫追うて誕生日
⑩誕生日みやげの下駄も蚊帳の中  
⑪秒針のためらいて過ぐ誕生日
⑫孫たちに絵本を贈る誕生日  
⑬外人とハグが楽しみ誕生日

   なかなか力作が揃っています。


自由題

①卯の花や騎馬戦吼えてすぐ崩れ  
②十薬の早起き競う白さかな
③遠き日の白きブラウス青嵐
④弥勒仏花橘と酔ひにけり
⑤かくれ里早苗がそよぐ風渡る
⑥子のなみださらう空虚(うつろ)な青葉闇
⑦吹き荒れてささくれつつも夏来る
⑧新茶来て手製の茶碗磨きおり  
⑨鮒の腸近江の春にぬかれけり  
⑩硝子戸に新茶入荷の手書き文字
⑪寝仏の寝返り誘ふ若葉風  
⑫木下闇息を潜めるのは誰だ
⑬青色に錦の通り衣替え


どんな結果が待っているのでしょうか?楽しみです。

 


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