575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

オランダミミナグサ 草女

2009年05月08日 | Weblog
在来種のミミナグサを町中で見ることはほとんどない。が、ヨーロッパから明治時に渡来したオランダミミナグサは日当たりのよいところならどこにでも生えている。
ナデシコ科ミミナグサ属の2年草。対生した葉を鼠の耳に見立て、若い草が食べられることから耳菜草と呼ばれていた在来種によく似ていることから、オランダミミナグサになった。こちらは葉にも茎にも萼にもびっしり毛があり、葉や茎の色が黄色ががり、みずみずしさに欠ける。小さい、白い花は可愛いが・・・
4月の末、今年も舳倉島のバードウオッチングに参加した。いままでにないほどの強い風が吹き、港の岸壁を高く越える波で定期船は3日も欠航した。雨にも風にも負けないバードウオッチャーはそんな中でも、野鳥を追いかけ、よい腕とよいカメラで写したメディアをテレビに繋ぎ、ミーティングをする。そんな映像にアトリと一緒にオランダミミナグサが映っていた。アトリは雀位の大きさで、成鳥オスの夏羽は、頭から背中が黒、胸はオレンジ色で美しく、漢字で花鶏と書く。この鳥と一緒に写っているオランダミミナグサの良いことにびっくりし、仲間からも声があがった。かさかさで毛だらけでしょうもない草という思い込みを急いで打ち消した。それにアトリの仲間達はこれらの草の実を食べる。全力を使い舳倉島まで渡り、ここで次の飛翔のエネルギーを補充するためには、草の良し悪しなど関係ない。
 自然観察をしていると、今まで持っていた固定観念が実にいい加減だったなと思
うことが多い。今回のオランダミミナグサもそのひとつだ。
 

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何者か片目潰され蜥蜴の子   朱露

2009年05月08日 | Weblog

    体長10センチ弱茶色の子蜥蜴が出た。
    上から見ても前から見ても左目が変だ。
    腫れ上がって眼の体裁を為していない。
    私が嫌いな椋鳥の一撃でも食ったのか。

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