575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

青嵐憂い噛み砕くパインアメ   朱露

2009年05月15日 | Weblog

     パインアメはパイン株式会社製の飴。
     パイナップル果汁その他もろもろの。
     「甘酸っぱくてジューシー」に泣く。
     このジジイに欠けているものなんだ。

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ヨシキリ         草女

2009年05月15日 | Weblog
よしきりの 声が冷たく 身をせめる?

 連れ合いが好む三波春夫の「大利根無情」の冒頭の一節である。幾度も聞かされているのだが、この日は「よしきりの声が冷たく身をせめる」のところにひっかかった。
「鳥名の由来辞典」(柏書房)によれば「よしきりはヨシキリ類でオオヨシキリ、コヨシキリを含むが、オオヨシキリをさしている場合が多い。・・・」とある。それにコヨシキリは高原の湿地に渡るものが多く、あまりお目にかかれないから、このヨシキリはオオヨシキリと考える方が妥当だろう。
 オオヨシキリの鳴き声は大きな声で「ギョギョギョ、ギョチ ギョチギョギョギョギョ ギギギギ」とかなり煩く頻繁に鳴く。だから、俗名で「行行子(ぎょうぎょうし)」という。

     利根の 利根の川風 よしきりの
     声が冷たく 身をせめる
     これが浮世か
     見てはいけない 西空見れば
     江戸へ 江戸へひと刷毛 あかね雲
                     (猪又 良 作詞)
 よしきりの声に身を責められるなんて・・・どういうふう?
ではどんな鳴き声なら、納得できるか。鳴き声がすぐ浮かぶ鳥なら、鶯、郭公、不如帰、雀、烏、雲雀、などなど考えてみたけれどどれも、どれも身をせめない。  それだけ平手さんの心の闇が深いということか。
 そうそう、「別れの一本杉」に登場するカケスの声もひどい。およそ詩的ではなくしわがれた声で「ジュー」と鳴く。

そんなこと問題にするのは、バードウオッチャーだけだね。
オオヨシキリはスズメ目ウグイス科の夏鳥。カケスはスズメ目カラス科の留鳥または漂鳥だ。
                            


コメント (1)
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