575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

一茶の頬杖ありました。           愚足

2009年06月01日 | Weblog
 この前のブログで宣言したように、信州旅行のついでにかねての疑問に決着をつけるべく一茶のふるさと長野県信濃町柏原にある一茶記念館を訪ねた。
 到着すると記念館はすっかりリニュアルされていてカラス張り2階建てのモダンな建物に変身していた。
 とるものとりあえず、館内の展示室に急行。
 ありました!!! 「一茶愛用の頬杖」が
 写真のようにお巡りさんの警棒のような、幼児のバットおもちゃのような形態だがもっと細身であり室内用である。60センチ弱の漆塗りの立派なもの。途中に紐が通してある。
 説明札には肖像画の一茶の持っている物と同じで、一茶亡きあと門人に継承され現在に残されているという。「頬杖」とも「脇杖」とも呼ばれていたらしい。
 想像するに顎を乗せたのかも知れないが、宋匠としての権威づけの小道具だったのではないだろうか。

 ほおづえをして五月雨を聴きにけり    ぐ
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簡明にランニングシャツ衣更   朱露

2009年06月01日 | Weblog

     殆ど人に会わないのでこの句の通りの姿。
     敗戦前後はランニングシャツもなかった。
     何を着て学校へ行ったのか見当がつかぬ。
     況んや何を食って・・・真鶴の海のお陰。

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