575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

水無月句会

2009年06月18日 | Weblog
梅雨の晴れ間に行われた水無月句会。
なぜか架空の兜太先生が登場しました。
(安藤さんが兜太ばりの批評をして下さいます)

六月の重たい感覚を詠んだ句が多いなか
静荷さんの

     六月や空気の読めぬ人といて  

というKYという流行語をうまく読み込んだ句がトップ賞に。
時代を象徴することばを17文字に入れ込むのは瑞々しい感じがします。

同じく静荷さんの
オタマジャクシが降ってくる怪奇現象?を詠んだ

     蛙の子天から降って水無月来

も鮮度ナンバーワンでした。

立雄さんの

     出口なき記事の溢れる梅雨の入り

現代のいいようもないニュースに気が滅入る今日この頃、

なぜか申し合わせたように俳句の中で恋に走る

私と郁子さんでした。
ちなみに私の俳号は
麗子あらため「もどか」になりそうです。
「黛まどか」もどきだからです。

     水無月やまどかの恋のまねをして   もどか
コメント
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